JRA「ラブリーデイVSドゥラメンテ」新種牡馬対決が早くも勃発! 「良血」ジャカランダレーンと「一番星」アスコルターレに注目!
8日、新潟競馬場ではダリア賞(OP)が開催される。
新潟2歳S(G3)の前哨戦として注目度の高いレースであるが、今年は新種牡馬ラブリーデイとドゥラメンテを父に持つ注目馬2頭が出走を予定している。
ジャカランダレーン(牝2、栗東・中内田充正厩舎)の父は15年の宝塚記念(G1)、天皇賞・秋(G1)を優勝したラブリーデイ、母は重賞2勝のウリウリでこちらは全弟には(が)16年の日本ダービー(G1)を優勝したマカヒキという超良血馬である。
両親ともに金子真人オーナーの所有馬として活躍した馬だ。父父にキングカメハメハのみならず、母父にディープインパクトまでいるのだから、ここまで来るともはや金子オールスターズといっても過言ではないかもしれない。
勿論、優秀なのは血統だけではない。
7月の新馬戦ではハイペースで流れた阪神の芝1400mを好位から楽に抜け出し、2着馬に4馬身差をつける貫録のデビュー勝ち。牝馬でなければ血統的にもダービー候補といわれても不思議ではない勝ちっぷりだった。
これに待ったを掛けたいのは、6月の新馬戦でドゥラメンテ産駒として初勝利をあげたアスコルターレ(牡2、栗東・西村真幸厩舎)だ。
好発を決めると直線では2番手から抜け出して上がり3ハロン34秒2の切れ味で勝利。現在でこそ、新潟開催で勝ち星を量産しているドゥラメンテだが、意外にも6月の開催では勝ち上がりが遅かった。そんななか、唯一の勝利を挙げたのがアスコルターレである。
「ジャカランダレーンは追い出されると一気に後続を交わし去ったようにインパクトのある勝ち方でした。コンビを組んだ福永騎手も『100点をあげてもいい』と高評価だったのも納得の内容ですね。
対するアスコルターレは派手さこそなかったですが、こちらも松山弘平騎手が『着差以上に余裕があった』と振り返ったように強い競馬をしています。
完成度ではジャカランダレーンかもしれませんが、甲乙つけがたい2頭といえるのではないでしょうか」(競馬記者)
最終追い切りは栗東・坂路でジャカランダレーンの4F53秒6-12秒2に対し、アスコルターレは4F53秒4-11秒9と互角の好時計をマークした。
血統的な裏付けもあって、下馬評ではジャカランダレーンが優勢と見る向きも多い。とはいえ、ドゥラメンテ産駒が新潟コースと抜群の相性を誇っていることは見逃せない。
昨年亡くなったディープインパクト、キングカメハメハの後継種牡馬争いを占う意味でも注目の対決となりそうだ。
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