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JRA「ノーザンファーム×モーリス」に“天敵”現る! “格安”2歳勢が2日連続、この夏3度目の“ジャイキリ”達成!

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 16日(日)の小倉競馬6レース、2歳新馬で3番人気のウインスーリールがメイクデビュー勝利を飾った。

 そのレースで1番人気に支持されるも、1・3/4馬身差の2着に敗れたのが、ポールスターだった。ポールスターの父は期待の新種牡馬モーリスで、近親にはコディーノ、チェッキーノといった重賞勝ち馬がいるノーザンファーム期待の良血馬である。

 対して勝ち名乗りを上げたウインスーリールは新ひだか町の山際牧場で生まれ、一口馬主クラブのウインレーシングクラブから総額1600万円の格安で募集された牝馬。ウインスーリールがノーザンファームの期待馬を相手に“ジャイアントキリング”を達成したといっていいだろう。

 実は、前日の15日(土)にもウイン軍団の2歳馬が「ノーザンファーム×モーリス」の期待馬を破っている。

 札幌競馬10レースのコスモス賞(2歳OP)に異例の格上挑戦をしたのが新馬戦2着からの参戦となったカランドゥーラ。未勝利の身ながら、祖母エアグルーヴという血統背景もあって単勝オッズ2.1倍の1番人気に支持された。

 しかし、レースを制したのは横山武史騎手が騎乗した2番人気のウインアグライアだった。こちらは、ウインレーシングクラブからウインスーリールよりもさらに安い総額1200万円で募集されたマツリダゴッホ産駒。ウインアグライアは、これで新馬戦から2戦2勝で堂々、2歳重賞戦線に名乗りを上げた。

 そのウインアグライアだが、6月の新馬戦でも「ノーザンファーム×モーリス」の超期待馬ブエナベントゥーラを破っている。その時の2頭の単勝オッズはブエナベントゥーラの1.5倍に対し、ウインアグライアは109.3倍。調教でも動きが悪く、ノーマークの存在だったが、母にブエナビスタを持つ良血馬を下し、正真正銘のジャイアントキリングを果たした。

 産駒はデビューから21連敗という苦難のスタートを切った種牡馬モーリス。16日終了時点で4勝にとどまっているが、意外にも中央2歳リーディングサイアー部門では、エピファネイアに次いで、ドゥラメンテやディープインパクトを上回る2位につけている。

 そんなノーザンファーム期待のモーリス産駒にウイン軍団の2歳馬がこの夏3度にわたって立ちはだかったというわけだ。ウイン軍団のさらなるジャイアントキリングは見られるだろうか。

【ウインレーシングクラブ所有2歳馬の“ジャイアントキリング”】
●6月6日 新馬(東京、芝1600m)
1着 ウインアグライア(109.3倍)
2着 ブエナベントゥーラ(1.5倍)

●8月15日 コスモス賞(札幌、芝1800m)
1着 ウインアグライア(3.2倍)
2着 カランドゥーラ(2.1倍)

●8月16日 新馬(小倉、芝1200m)
1着 ウインスーリール(6.6倍)
2着 ポールスター(2.7倍)

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