GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】サトノアラジン  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」

【この記事のキーワード】, ,

 馬群のさばきに手間取るフィエロを残り200mを切った時点で交わしているサトノアラジン。そのまま勢いは衰えることなく、全馬を飲み込んでゴールした。

 出遅れ気味にスタートを切りながらも、大外から突き抜けた豪快な競馬は「強い」の一言。ラスト600mの33.6秒は、最後方から直線にすべてを懸けたティーハーフのそれを上回っており、上がり3位のサトノルパンとは0.5秒差をつける圧倒的な末脚だった。

【血統診断】

 ディープインパクト×ストームキャットという配合は、数多くの有力馬を輩出しているディープインパクト産駒の中でも代表的なニックス配合となる。

 この秋の天皇賞で2着したリアルスティール、日本ダービーを勝ったキズナやエリザベス女王杯を勝った全姉のラキシス、フランスのイスパーン賞を勝ったエイシンヒカリなど活躍馬は多岐にわたる。

 また、この配合の成功例には、母系に重厚なヨーロッパの血が入っている共通項があり、先述した4頭に加え、桜花賞馬のアユサンも同様の傾向持っている。その上で本馬もまた、母方にニジンスキーの血を持っていることからもディープインパクト×ストームキャットの成功パターンに該当しているといえる。

 戦績だけを見るといかにも奥手のイメージだが、2歳時から高い素質の片鱗は見せていた。したがって古馬になってからの戦績の安定は成長分もあるが、何より適距離が見つかったということの方が大きいだろう。

【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  2. 【チャンピオンズC(G1)展望】絶対王者レモンポップVS無敗ヤマニンウルス!? 最初で最後の頂上決戦は実現するのか
  3. ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠
  4. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  5. レモンポップの勝利が霞んだ12番人気2着ウィルソンテソーロの激走秘話。今年もチャンピオンズCはこの人気薄穴馬が絡む!?
  6. 【チャレンジC(G3)展望】来春見据えダノンエアズロック、コガネノソラ登場! 3歳優勝のベラジオオペラ、レイパパレは翌年の大阪杯(G1)勝利
  7. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  8. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  9. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛