GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】サトノアラジン  > 4ページ目
NEW

【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」

【この記事のキーワード】, ,

 だが、看過できないのが昨年のマイルCSの内容だ。

 このレースの鞍上はC.ルメール騎手だったが、道中は中団のインコースでしっかりと脚を溜め、直線でも進路を探しながらスムーズに外に持ち出す競馬。全体的に大きな欠点はなく、率直に述べて力負けだった。

 何故、こうなったのか。G1を勝てるか否かという高いレベルで単純に力が足りないともいえるが、下記をご覧いただきたい。

16年 スワンS
12.3 – 10.6 – 11.5 – 11.8 – 11.3 – 11.4 – 11.8 

15年 マイルCS
12.6 – 10.9 – 11.1 – 12.5 – 11.9 – 11.1 – 11.5 – 11.2 

 上記はサトノアラジンが勝利した今年のスワンSと、4着に敗れた昨年のマイルCSの全体ラップである。同じ京都の外回りということでこの2レースを採用した。

 その上で注目して頂きたいのが、ラスト600mのラップの「バランス」だ。

 1ハロン目が最も速いという共通点はあるが、スワンSでは最後の200mが最も時計が掛かっており、逆にマイルCSはラストで再び速くなっている。言い換えれば、最後が全体的に遅くなればサトノアラジンの末脚はきっちり届いているが、逆に最後にもう一度速くなった場合は届かなかったということだ。

 その上で何故、15年のマイルCSのようなラップが起きるのかと述べると、これは先頭を走っていた馬が最後にもう一度加速したのではなく、先頭が「勢いのある差し馬に入れ替わっている」からだ。

【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA横山武史「ベタ惚れ」エフフォーリアはメジロライアンの再来!? 父・横山典弘を作り上げた名馬と、管理する調教師たちの「奇妙な共通点」とは
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  7. JRA歴代G1最多コパノリッキーの「真実」。Dr.コパが語った武豊騎手引退式「爆弾発言」と田辺騎手「作戦会議in銀座」
  8. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  9. JRA朝日杯FS(G1)グランアレグリア「敵」はアーモンドアイ!? 牡馬相手にジャパンC圧勝の最強女王が見せる幻影
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛