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【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」

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 昨年のマイルCSのラスト200mで先頭を交わし切っていた馬は、述べるまでもなくモーリスである。この馬が先頭に立ったことで、上記のようなラップが生まれたということだ。言い換えれば、モーリスが先頭に立ったことにより「レースを勝つためのライン」がより前に伸びたことによって、サトノアラジンの末脚が届かなかったということになる。

 以上の話からも、モーリスのいない今年はサトノアラジンにとって大きなチャンスであることは確かだ。

 しかし、その上で本馬にとって厄介なのが、昨年のマイルCSでサトノアラジンの前を走っていたイスラボニータやフィエロといったトップクラスのマイラーの存在だ。

 この2頭はモーリスと0.2秒差。それをラスト600mのラップに置き換えると11.1 – 11.5 – 11.2から、最後の1ハロンで+0.2した「11.1 – 11.5 – 11.4」ということになる。最後に加速しているとは言い難くとも、少なくとも減速はしていない。

 無論、ここには同じく0.2秒差の4着だったサトノアラジンも含まれているのだが、スワンSや京王杯スプリングCのように突き抜けられなかったのは、最後まで「先頭」が止まらなかったからだ。

 ただし、そういった意味で今年はミッキーアイルが参戦していることが、サトノアラジンに大きな追い風となる可能性がある。ミッキーアイルがレースを作った2014年のマイルSCは、サトノアラジンが得意とする1400mの流れに近いからだ。

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