真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.15 08:54
【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」
監修=下田照雄(栗東担当)
昨年のマイルCSのラスト200mで先頭を交わし切っていた馬は、述べるまでもなくモーリスである。この馬が先頭に立ったことで、上記のようなラップが生まれたということだ。言い換えれば、モーリスが先頭に立ったことにより「レースを勝つためのライン」がより前に伸びたことによって、サトノアラジンの末脚が届かなかったということになる。
以上の話からも、モーリスのいない今年はサトノアラジンにとって大きなチャンスであることは確かだ。
しかし、その上で本馬にとって厄介なのが、昨年のマイルCSでサトノアラジンの前を走っていたイスラボニータやフィエロといったトップクラスのマイラーの存在だ。
この2頭はモーリスと0.2秒差。それをラスト600mのラップに置き換えると11.1 – 11.5 – 11.2から、最後の1ハロンで+0.2した「11.1 – 11.5 – 11.4」ということになる。最後に加速しているとは言い難くとも、少なくとも減速はしていない。
無論、ここには同じく0.2秒差の4着だったサトノアラジンも含まれているのだが、スワンSや京王杯スプリングCのように突き抜けられなかったのは、最後まで「先頭」が止まらなかったからだ。
ただし、そういった意味で今年はミッキーアイルが参戦していることが、サトノアラジンに大きな追い風となる可能性がある。ミッキーアイルがレースを作った2014年のマイルSCは、サトノアラジンが得意とする1400mの流れに近いからだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!