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JRA武豊の凱旋門賞を奪った「禁止薬物」ジルパテロールとは? 元WBC世界バンタム級王者・山中慎介とルイス・ネリの「因縁」から3年

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「一般的には牛や豚といった家畜の健康促進、体重維持などの目的で使用されていますが、筋肉量の増加を促す効果があるため競馬に限らず、あらゆるスポーツにおいても禁止薬物として扱われています」(競馬記者)

 日本でジルパテロールが注目されたエピソードといえば、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介とメキシコのルイス・ネリの“因縁”があまりにも有名だろう。

 2017年、当時日本記録にあと1つと迫る12度の防衛を果たすなど、世界バンタム級の絶対王者として君臨していた山中。しかし、ネリとの初対戦でプロ初黒星となるTKO負けを喫し、王座から陥落した。

 だが、試合に先立って行われたドーピング検査で、ネリからジルパテロールの陽性反応が検出されると状況は一変。ドーピングが故意か否かだったかなどを巡って、ネリ側に明確な処分が下されないまま、約半年にわたってドロ沼化した。

 結局、翌年3月にWBC世界バンタム級王者を懸けた両者の再戦が行われたが、今度はネリが体重超過を犯し、試合前に王座剥奪が決定。試合は山中が勝てば王座返り咲き、ネリが勝てば王座は空位という異例の形で行われ、山中が敗北……そのまま引退となった。

 日本ボクシング史に残る後味の悪いエピソードの“主役”として登場したジルパテロールだが、今度は日本競馬界にその名が深く刻まれることとなってしまった。

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