
JRA菊花賞(G1)「適性距離ではない」コントレイル陣営も認める不安……秋華賞デアリングタクトとの決定的な違いが「王者陥落」を暗示か
「先週の京都は雨の影響で全体的に時計の掛かり、力を要する馬場状態でした。秋華賞は、馬場の荒れていた内を通った馬は揃って惨敗したように底力を要求されたレースでした。対するデアリングタクトは一見、ロスのある外を回しながらも、力が抜けていれば結果はついてくると信じた強気な位置取りが勝利を呼び込んだといえるでしょう。
ただ、秋華賞はオークスより短い2000mの距離だったこともあり、松山騎手も自信を持って乗ったと思います。対するコントレイルは距離延長への不安を残したままの挑戦ですからなるべく外を回したくないでしょうし、かといって内をロスなく回ろうとしたら荒れた馬場にスタミナを奪われるリスクも出てきます。福永騎手の腕が問われる展開となりそうです」(競馬記者)
今年は中京競馬場でローズSと神戸新聞杯が開催されたが、リアアメリアもコントレイルも先行して楽に抜け出すという同じような競馬で勝利をしている。リアアメリアの秋華賞惨敗とスタミナを問われた秋華賞の展開は、コントレイルにとっても他人事ではないかもしれない。
そして、菊花賞にはロングスパートでスタミナ勝負に持ち込んだセントライト記念(G2)を快勝したバビットも出走する。本番でも同様の戦法を取る可能性も高く、外を回す強気な乗り方をしてしまうと、直線でガス欠を起こす可能性もゼロでもないだろう。
勿論、これは矢作師が危惧するように、コントレイルに距離適性がなかった場合というのが条件となりそうだが、単勝1倍台がほぼ確実視されている大本命馬は見事克服してくれるだろうか。
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