GJ > 競馬ニュース > ジャパンC「消滅」可能性  > 6ページ目
NEW

あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している

【この記事のキーワード】, ,

 そうして、ジャパンCは「世界の主流」から後退したということだ。

 本来、日本馬を世界で戦えるレベルに引き上げるために創設されたジャパンCだが、今やその日本馬のレベルが高すぎるために外国馬の敬遠の対象となっているのは、なんとも皮肉な話であり、これこそがジャパンCが直面している「負のスパイラル」である。

 今後も瞬間的な改善(例えば日本人が権利を買った凱旋門賞馬が、お披露目ついでにジャパンCに出走するなど)があるかもしれないが、抜本的にジャパンCの世界的な価値が向上する可能性は限りなく低いと述べざるを得ず、背景にある「負のスパイラル」はあまりにも致命的だ。

「致命的」とは如何にも大袈裟だが、実際にジャパンCダート(G1)はチャンピンオンズC(G1)に名を変えて、国際レースとして半ば死んでいるような状態。今年も外国馬の出走はない。

 あまり想像したくないことだが、実際にジャパンCがその存在意義を失って消滅する可能性は確かに存在しているのだ。
(文=浅井宗次郎)

あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在しているのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!