GJ > 競馬ニュース > ジャパンC「消滅」可能性  > 2ページ目
NEW

あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している

【この記事のキーワード】, ,

 無論、こうして「肩透かし」を食らうのは、日本の競馬ファンにとっては毎年恒例のこととなっており反応も冷たいものだ。

 だが、今年はこの秋から海外馬券を購入できるようになっただけに、日本の競馬ファンと世界の名馬との距離は俄然近くなったはず。せめて41億円を売り上げて大成功に終わった凱旋門賞の出走馬の内、数頭だけでも呼ぶことができなかったのだろうか。

 今年のジャパンCに参戦を表明したのは、フランス調教馬のイラプトと、ドイツ調教馬のイキートス、ナイトフラワー。実績最上位はイラプトだが、この馬は昨年のジャパンCで6着に敗れている。ナイトフラワーも昨年の11着馬。率直に述べて、とても期待できるメンバー構成ではない。

 無論、これら海外馬に勝つチャンスがないと述べるつもりはないが、少なくともオッズ的には中穴以下、今年の日本馬のラインナップを考えれば完全に”蚊帳の外”に置かれてもおかしくはない実力だと述べざるを得ない。

 このような状況で「日本vs世界」とは失笑しか起きないだろう。すでにエイシンヒカリやモーリスなど、日本馬が大挙5頭も登録している香港C(G1)の方が余程「日本vs世界」に相応しい。一競馬ファンとして、嘆かわしいばかりである。

 そもそも、このような状況は今に始まったことではない。

あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在しているのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  7. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  8. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
  9. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  10. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?