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あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している

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 無論、こうして「肩透かし」を食らうのは、日本の競馬ファンにとっては毎年恒例のこととなっており反応も冷たいものだ。

 だが、今年はこの秋から海外馬券を購入できるようになっただけに、日本の競馬ファンと世界の名馬との距離は俄然近くなったはず。せめて41億円を売り上げて大成功に終わった凱旋門賞の出走馬の内、数頭だけでも呼ぶことができなかったのだろうか。

 今年のジャパンCに参戦を表明したのは、フランス調教馬のイラプトと、ドイツ調教馬のイキートス、ナイトフラワー。実績最上位はイラプトだが、この馬は昨年のジャパンCで6着に敗れている。ナイトフラワーも昨年の11着馬。率直に述べて、とても期待できるメンバー構成ではない。

 無論、これら海外馬に勝つチャンスがないと述べるつもりはないが、少なくともオッズ的には中穴以下、今年の日本馬のラインナップを考えれば完全に”蚊帳の外”に置かれてもおかしくはない実力だと述べざるを得ない。

 このような状況で「日本vs世界」とは失笑しか起きないだろう。すでにエイシンヒカリやモーリスなど、日本馬が大挙5頭も登録している香港C(G1)の方が余程「日本vs世界」に相応しい。一競馬ファンとして、嘆かわしいばかりである。

 そもそも、このような状況は今に始まったことではない。

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