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あまりにも中身のない「日本vs世界」……日本最大の国際レース・ジャパンC(G1)が「消滅」する可能性は確かに存在している

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 例えば、昨年のジャパンCに参戦していた外国馬を、日本の競馬ファンでどれだけ覚えている人がいるだろうか。

 昨年は先述したイラプト、ナイトフラワーに加え、トリップトゥパリスとイトウが参戦していたが前者は14着、後者は大差で18着に敗れている。要するに、特別目立った実績のない外国馬が来日して、まったく上位争いをせずに敗れているため「存在感」さえ薄いということだ。

 何故このような……つまりは、世界的なの有力馬がジャパンCに出走しない状況になったのか。ちなみに1着賞金の3億円は、凱旋門賞の1着賞金285万7000ユーロに匹敵する世界最高峰の賞金額だ。

 無論、こういったジャパンCが抱える問題はすでに何年も前から議論されており、今さら一つ一つを蒸し返すつもりはない。

 簡潔に述べると「日程(フランス競馬は11月で終了など)」「馬場(高速馬場)」「来日してからの環境面(検疫の長さ)」など、長年問題視されながらも抜本的な改善がなかったため、今のジャパンCとは名ばかりの国際レースは、その”ツケ”を払わされているということだろう。

 ただ、ジャパンC延いては主催するJRAが抱えている「負のスパイラル」は、先述した問題以上に根深いものがある。

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