GJ > 競馬ニュース > 「幻の最強馬」弟が圧勝!
NEW

JRA「8馬身」福永祐一も惚れ込んだ「幻の最強馬」弟が圧勝! サウンドキアラ敗戦活かした松山弘平の技あり騎乗……スワンS(G2)の鬱憤晴らした?

【この記事のキーワード】,

JRA「8馬身」福永祐一も惚れ込んだ「幻の最強馬」弟が圧勝! サウンドキアラ敗戦活かした松山弘平の技あり騎乗……スワンS(G2)の鬱憤晴らした?の画像1

 1日、京都競馬場で行われた8R(2勝クラス・芝2000m)は、松山弘平騎手の1番人気シルヴェリオ(牡3、栗東・池添学厩舎)が優勝。2着に3番人気イルマタル、3着には2番人気パトリックが入った。1→3→2番人気の順当決着で3連複は350円、3連単は1240円となった。

 快勝した前走の1勝クラスと同じく京都の芝2000m条件で、単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持されたシルヴェリオ。父ハーツクライ×母シルヴァースカヤという血統は、半兄にシルバーステート(ディープインパクト)がいることでも知られている良血だ。

 同馬は福永祐一騎手が「これまで騎乗して馬でダントツ」と評した大物。繋養先の優駿スタリオンステーションでも「無事ならば間違いなくG1タイトルのひとつでも獲っていたでしょう」といわれたほど、関係者の期待が高かった馬である。

 そんな偉大な兄を持つシルヴェリオ。春は思うような結果を残せなかったが、秋を迎えて一気に本格化の兆しが見えて来た。

 8頭立ての少頭数で行われたレース。松山騎手はシルヴェリオをすぐさま内ラチへと導いて4番手を追走した。3コーナー過ぎから進出すると、コーナーワークでインからスルスルと抜け出して直線入り口で早くも先頭。後は後続を突き放す一方だった。

 ゴールでは2着馬との差が8馬身の大楽勝。期待の高かった素質馬が連勝で重賞制覇も見えて来た。

「馬が強かったのは間違いないですが、これだけ着差が開いたのは松山騎手の好騎乗によるものでしょう。これが最終開催だった京都競馬場の芝は内側がかなり傷んでおり、レースで騎乗している騎手が内から数頭分空けるコース取りが目立っていました。

ですが、松山騎手は1枠1番という枠を逆手に取って、あえて内を空けない進路を選択しています。安全確保のため、内1頭分ほど空けるという暗黙の了解があるため、そこだけグリーンベルトが残っていることがあります。

松山騎手は最内をピッタリ走ることによって、あまり傷んでいない最内の確保に成功。外を回した馬との走破距離が顕著になりました」(競馬記者)

 前日の土曜京都メイン・スワンS(G2)ではサウンドキアラに騎乗し、1番人気に推されながら10着に大敗した松山騎手。このときも同じく1枠1番だったものの、外を意識したため、馬群に阻まれて持ち味を出せないままレースが終わってしまった。

 翌日の京都で同じ枠ながらも、前日の苦い敗戦を活かしての好騎乗は見事といえる。

 転んでもただでは起きない姿勢は、改めて今年の好調ぶりを象徴する内容だったかもしれない。

JRA「8馬身」福永祐一も惚れ込んだ「幻の最強馬」弟が圧勝! サウンドキアラ敗戦活かした松山弘平の技あり騎乗……スワンS(G2)の鬱憤晴らした?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  10. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!