JRA【東京スポーツ杯2歳S(G3)展望】コントレイルが昨年レコードV! 来年「G2昇格」に向け、クラシック有望株が集結
無敗で今年の牡馬クラシック3冠を成し遂げたコントレイル。その怪物がキャリア2戦目で類まれなる素質の一端を見せたのが、昨年の東京スポーツ杯2歳S(G3)だった。
2着アルジャンナにつけた着差は5馬身。その後の活躍はご存じの通りだ。それ以前からも、出世レースとして知られており、来年からは「G2」に格上げされる予定のこのレース。再び大物誕生はなるか。今年は3日間開催の月曜日、23日に東京競馬場で行われる。
14日時点で、出走予定は7頭という少頭数だが、粒ぞろいなメンバーとなりそう。まずは、ドゥラヴェルデ(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)を取り上げたい。
デビューは7月の新潟芝1800m戦。調教でモタレ癖を見せていたためか、4番人気に甘んじた。しかし、レースでは中団から直線鋭く伸び、最後は2着馬に3馬身差の圧勝劇を演じた。
同じ左回りの1800mをこなした実績も手伝って、1~2番人気に支持されそうだ。2戦目の鞍上にC.ルメール騎手を確保したのも期待の表れだろう。デビュー2連勝でスター街道を歩めるだろうか。
半姉に超小柄なメロディーレーンがいるタイトルホルダー(牡2歳、美浦・栗田徹厩舎)も1戦1勝で出世レースを迎える。本馬はデビュー戦で472kgを計測。初戦としては理想的な馬体重だった。その骨格から将来的には500kgを超えてもおかしくないだろう。
10月の新馬戦は、中山マイルを逃げ切りで勝利。4角では後続馬に並びかけられたが、直線では勝負根性を見せ、急坂でもうひと伸びした。馬体重だけでなく脚質でも姉とは正反対だ。
姉は勝ち上がりに10戦、2勝目を上げるのにさらに2戦を要した。タイトルホルダーは、1つ目の重賞タイトルを2戦目で手にすることができるだろうか。
ジュンブルースカイ(牡2歳、栗東・ 友道康夫厩舎)はこれがデビュー3戦目。9月に中京の新馬戦(芝2000m)を勝ち上がった後、萩S(L)で2着に入った。
その前走は調教の動きがイマイチで、8頭立ての5番人気に甘んじた。しかし、レースでは早めに仕掛けて直線しぶとく伸びた。鞍上には、引き続き武豊騎手が騎乗するのも心強い。
ここまで紹介したドゥラヴェルデ、タイトルホルダー、ジュンブルースカイは全て父がドゥラメンテ。期待の高い新種牡馬だが、いまだ重賞を勝っていない。3頭のいずれかが父に重賞初制覇をもたらすだろうか。
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