GJ > 競馬ニュース > レイパパレ調教師が味わった「名牝」の挫折…
NEW

JRA「これからの人生で、後悔の感情がずっと残りそうです」レイパパレ調教師が味わった「名牝」の挫折……皐月賞1番人気からの急落と批判

【この記事のキーワード】, ,

JRA「これからの人生で、後悔の感情がずっと残りそうです」レイパパレ調教師が味わった「名牝」の挫折……皐月賞1番人気からの急落と批判の画像1

「間違っちゃいけないのが牝馬なので」

 高野友和調教師は、何かと「牝馬」と縁のある伯楽として知られている。

 2011年の開業から、わずか3年で秋華賞馬のショウナンパンドラを手掛けるG1トレーナーに。厩舎の看板馬は翌年のジャパンC(G1)も勝って、歴史的名牝の仲間入りを果たした。

 そして5日、阪神競馬場で行われたチャレンジC(G3)において単勝1.6倍の圧倒的な人気に応え、負けなしの5連勝と大きな注目を集めているレイパパレもまた、高野厩舎の所属馬である。

 特に10月の大原S(3勝クラス)では、除外となった秋華賞(G1)の鬱憤を晴らすような完勝劇。時計面ではデアリングタクトが三冠を飾った秋華賞より優秀で「幻の秋華賞馬」という声もあったが、高野調教師は「出走馬に対して失礼なので」と、やんわりと否定している。

JRA「これからの人生で、後悔の感情がずっと残りそうです」レイパパレ調教師が味わった「名牝」の挫折……皐月賞1番人気からの急落と批判の画像2

 しかし、そんな華やかな快進撃とは裏腹に、チャレンジC勝利後に主戦の川田将雅騎手が「もう少し穏やかに走れるよう、競馬を覚えていければ」と指摘した通り、レイパパレは小さくはない“危うさ”を秘めた存在でもある。兄も母も高い能力を持ちながら、気性面に苦しんだ経緯がある“狂気”の一族だ。

 今後、同世代のデアリングタクトとの決戦が期待されるレイパパレだが、気性面の改善は大きな課題であり、同時に「調教師の手腕が問われる1頭」と述べても決して過言ではないだろう。

 そんな高野調教師だが、3年前には大きな“挫折”を味わっている。中心にいたのは、やはり牝馬だった。

「無事にここを走れば、ダービーに行くプランもあります」

 3年前の4月、『netkeiba.com』の取材を受けた高野調教師は高らかに宣言した。牝馬として64年ぶりに日本ダービー(G1)を制したウオッカが引退してから数年、まだそんな“熱”が冷めやらぬ背景もあったのかもしれない。

JRA「これからの人生で、後悔の感情がずっと残りそうです」レイパパレ調教師が味わった「名牝」の挫折……皐月賞1番人気からの急落と批判のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  7. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  8. JRA「パワハラ訴訟」渦中もノーザンファームからの信頼は急上昇!? 藤沢和雄、堀宣行ら関東の名伯楽に迫る勢い、快進撃続く木村哲也調教師の「生き残り戦略」とは
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!