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【徹底考察スペシャル】香港カップ(G1) モーリス「2000mを克服したマイル王にもはや死角なし?完勝の天皇賞・秋で世界のR.ムーア騎手が認めた『ミス』とは」

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『考察』

 前走の天皇賞・秋(G1)で2000mの壁を突破し再び輝きを取り戻したモーリスが、今年は連覇の懸かる香港マイルではなく、香港C(G1)に挑戦することとなった。なお、これが本馬の引退レースとなる。

 2000mへの試走となった前々走の札幌記念(G2)では同厩のネオリアリズムの逃げ切りを許し、まさかの2着。香港No.1のモレイラ騎手を配して挑んだ一戦だけに、まだ無名だったネオリアリズムに2馬身差を付けられ、3歳馬のレインボーラインに迫られた姿は少なからずショッキングなものだった。

 だが、マイル王の2000mへの壁をすべて取り払ったのが前走の天皇賞・秋だった。

 1番人気とはいえ単勝3.6倍は、国内なら初のG1挑戦となった昨年の安田記念(G1)の3.7倍以来の高いオッズ。海外G1を2勝しているエイシンヒカリを始め、好メンバーが揃っていたものの、絶対的な強さを誇ったマイル王に対する周囲の信頼が揺らいでいることは確かだった。

 大きな出遅れもなく各馬が揃ったスタートを切ると、やはり最内からエイシンヒカリがハナを主張。昨年ハナを切ったクラレントは控え、代わりにロゴタイプが鈴を付けに行くが、ペースは上がらない。

 モーリスはしっかりと折り合い、好位の外目を追走。それを見るような形でリアルスティール。ルージュバックとアンビシャスは後方からの競馬となった。

 エイシンヒカリが引っ張る流れで1000mの通過は60.8秒。昨年が60.6秒で一昨年が60.7秒と近年の天皇賞・秋はペースが上がらないが、今年も決して速いペースではなかった。ただ、雨の影響が若干残っており、良馬場だったものの数字よりはやや厳しいペースだ。

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