真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.12.05 13:28
【徹底考察スペシャル】香港カップ(G1) モーリス「2000mを克服したマイル王にもはや死角なし?完勝の天皇賞・秋で世界のR.ムーア騎手が認めた『ミス』とは」
監修=永谷研(美浦担当)
例えば先週のチャンピオンズC(G1)で1番人気だったアウォーディーは最後のゴール寸前で先頭に躍り出ながらも勢いに乗れず、サウンドトゥルーに強襲を許した。これは前哨戦のJBCクラシックの最後にも見られていた傾向で、レース後に武豊騎手は「ソラを使うのを想定して乗ったけど、それでもすごい止まり方」と嘆いている。
無論、これは極端な例だが多くの馬は、大なり小なり集団から抜け出してしまうと本気で走らない傾向がある。実際に天皇賞・秋のモーリスも早めに抜け出してから、ムーア騎手が気を抜かせないように相当ムチを入れている。
すでに10勝を上げている本馬だが、後続を離して勝ったのは、楽勝だった新馬戦とダービー卿CT(G3)だけ。その内、好位から早めに抜け出して勝負を決めてしまったというレースは新馬戦以来だっただろう。ただ、そういった危機感を感じさせなかったのは、それだけモーリスが突き抜けた能力を有しているからである。
血統的な要素に加え、天皇賞・秋での走りからも2000mに関してはまったく問題ない。マイル戦とはいえ、沙田(シャティン)競馬場では2戦2勝。死角らしい死角は見当たらず、唯一敗れるとすれば、札幌記念で許したような逃げ切りをエイシンヒカリに食らった場合かもしれないが、無名だったネオリアリズムが逃げることとはわけが違う。
冒頭で述べた通り、これで引退レースとなるが「最後まで強いモーリス」が見られる可能性はかなり高いといえるだろう。
(監修=永谷研(美浦担当))
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?














