【JRA2020ジョッキー!ニュースTOP5】川田将雅悲喜こもごも、武豊過去10年最多勝利、横山典弘の天才っぷりに翻弄!? 低迷デムーロ復活の鍵は? JRAレジェンドがSNSで活躍
先週末で2020年のJRA競馬の全レースが終了。そこで今回は、今年印象に残った『ジョッキー』のニュースを振り返ってみた。暇つぶしがてらご笑覧いただけたら幸いだ。
【1位】川田将雅騎手悲喜こもごもな1年
今年最も浮き沈みが激しかった騎手は、川田将雅騎手だったのではないだろうか。
年始から順調に勝ち星を伸ばすと、1月末のアメリカジョッキーCC(G2)をブラストワンピースで勝ち、2020年重賞初制覇を達成。順風満帆なスタートを切ったかと思いきや、小倉大賞典(G3)で単勝1.4倍に支持されたヴェロックスで9着、阪神大賞典(G2)で単勝1.6倍に支持されたキセキで10着など、前半はとりわけ人気馬での取りこぼしが目立った。
またG1では、昨年から負けが止まらず19連敗。そのまま12月に入り、G1勝利数0で2020年を終えるかと思いきや、朝日杯FS(G1)を7番人気グレナディアガーズで勝利すると、翌週のホープフルS(G1)もダノンザキッドで完勝。あれほど勝てなかったG1を2週連続で優勝する偉業を成し遂げた。
誰よりもG1で結果を出せないことを気にかけていたのは、川田騎手本人だったのだろう。レース後のインタビューでは、ダノンザキッドがかつて所属していた安田隆行厩舎の管理馬だっただけに、師匠への恩返しができて感極まった様子で漢泣きする姿も見せている。
終わりよければ全て良し、を体現したような川田騎手。2021年もさらなる活躍に期待したい。
【関連記事】
JRA川田将雅「ポツン」で単勝2.1倍タガノディアマンテ惨敗……ダイヤモンドS(G3)1番人気も「競馬になってない」
JRA通算1500勝達成も、問われる川田将雅の“詰めの甘さ”!? 小倉2歳S(G3)モントライゼ2着で、泥沼状態を抜け出せず……
JRA川田将雅「G1勝てない」ジンクスに終止符! 7番人気グレナディアガーズで朝日杯FS(G1)勝利…… 屈辱の「20連敗」阻止に破顔一笑
【2位】武豊騎手の熟練した手綱さばき、人心掌握術が冴え渡る
齢50を超えてもその手腕は衰えるところを知らず。それどころか、今年は115勝を挙げ、過去10年で最多の勝ち星を挙げた武豊騎手。
そしてその活動範囲は日本だけにとどまらず、2020年も果敢に凱旋門賞(仏G1)に挑戦。だがスプリンターズSや秋華賞など、JRAのG1をキャンセルし、不退転の決意で挑んだもの、騎乗予定だったジャパンの飼料に禁止薬物が含まれていたため、出走取消の憂き目にあってしまう。
レース前日に下された、あまりにも無慈悲な決定。武豊騎手には計り知れないほどのショックが襲ったはずだ。しかし、凱旋門賞当日にはそれをおくびにもだすことなく、レースを観戦し、さらに関係者たちのフォローにも回っていたというから驚きだ。
残念ながら今年はG1競走未勝利に終わった武豊騎手だが、今後も大舞台で存在感を示してくれるはずだ。
【関連記事】
有馬記念(G1)「武豊の法則」でワールドプレミアに1着なし!? 4243勝レジェンドが「特に面白みのない魅力に欠ける存在」と言われ続ける理由
JRA武豊、凱旋門賞(G1)不参戦「裏話」を語る。L.デットーリから「心配メール」クールモアグループ「VIPルーム」で生観戦
PICK UP
Ranking
17:30更新- 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
- 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後
- 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
- どれだけハズレても我々は「バッターボックス」に立たせてもらえる! 悔いを残したくないからこその大ダメージ…競馬と後悔の実に深い繋がり【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場
関連記事
【JRA2020Good!ニュースTOP5】アーモンドアイ前代未聞、牡馬&牝馬無敗の3冠馬爆誕、新女王候補はあの1頭!? ルメール無双にストップをかけるのは「黄金世代」!?
来年「稼げる」注目の若手騎手は泉谷楓真と秋山稔樹! 新人最多勝の腕利きと関東トップの穴職人…… 狙える条件はこれだ
ロジユニヴァース世代以下!? 「最弱世代」“当確”4歳牡馬がグレード制導入後初の屈辱。5歳シーズン巻き返しのカギを握るのはアノ弟か
ホープフルS(G1)逸走ランドオブリバティに「500万円」の大勝負!? 阪神JF(G1)「2800万円」とは対照的な残酷な結末
アーモンドアイを下した「世紀の一戦」で復権!? 過去最多「G1・9勝」サンデーレーシング「最強布陣」で来年も安泰か