JRA東海S(G2)武豊インティに立ちはだかる「絶望的な壁」!? 3年以上続く「102連敗」の呪いが重くのしかかる……
24日、中京競馬場では今年最初のダート重賞・東海S(G2)が開催される。
2年前にこのレースを制し、京都開催の昨年も3着に好走したインティ(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)が武豊騎手とのコンビで約2年ぶりの勝利を狙う。
昨年は58kgを背負って3着に好走したインティ。連覇を狙ったフェブラリーS(G1)では、先行したが、ハイペースに巻き込まれ14着に敗れた。その後は8か月の休養を挟んで10月の南部杯(G1)で復帰。ここではハナを奪う積極的な競馬を見せたが9着に敗れ、「ピークは過ぎた」との声も聞かれた。
そして迎えた前走のチャンピオンズC(G1)。2戦連続の大敗も手伝って、デビュー以来最低となる10番人気まで評価を落としていた。
スタートではダッシュがつかず、中団の位置取りになるかと思われたが、武騎手は手綱を押して1コーナーまでの直線でしっかり挽回。道中はエアアルマスと並走して逃げる形を取った。そのまま後続に3馬身ほどの差をつけて直線を迎えると、残り200m地点でも先頭をキープ。しかし、最後はチュウワウィザードとゴールドドリームに交わされ、3着に終わった。
復活を印象付けたインティの陣営が、年明け初戦に選んだのが2年連続で1番人気に支持された東海S。得意の中京コースに加え、メンバーレベルも過去2年に比べるとやや手薄。昨年は58kgだった斤量も今年は57kgで、他に絶対逃げたい馬は不在となれば、3年連続の1番人気は間違いないだろう。
インティにとって好条件がそろったにも見えるが、気になるのが7歳という年齢。ダートは比較的、高齢馬でも活躍するイメージはあるが、近年のJRAダート重賞では7歳以上の馬は苦戦傾向にある。
2000~09年の10年間では7歳以上の高齢馬はJRAのダート重賞を17勝していた。ところが、10~19年の10年間は、3分の1以下となる僅か5勝。20年代は昨年のアンタレスS(G3)を制したウェスタールンドの1勝だけだ。
ちなみにウェスタールンドは、昨年のアンタレスS当時は8歳。7歳という括りだと、2017年11月の武蔵野S(G3)を制したインカンテーションまでさかのぼらなければいけない。
3年2か月前にインカンテーションが重賞制覇を飾って以降、7歳馬はJRAダート重賞で実に102連敗中。その間には8歳馬が2勝しており、なぜか7歳馬は勝てていない。
また、武騎手はJRAのダート重賞を通算37勝しているが、7歳馬とのコンビに限ると28戦1勝。1999年1月にエムアイブランとのコンビで制した平安S制覇が唯一の勝ち鞍である。
武騎手自身も3月に52歳を迎える。インティとのベテランコンビで、7歳馬の連敗を止めることはできるだろうか。
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