真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.12.10 17:00

アジアエクスプレス無念の引退…… ダート・芝の両G1勝利達成は夢と消える
編集部

無念の一言だ。
13年に朝日FS(G1)に勝利したアジアエクスプレスが引退し、種牡馬になることが発表された。
馬場幸夫オーナーから、「南満州鉄道で走っていた『あじあ号』のように豪快かつパワフルな走りをして欲しい」という願いを込め、命名されたアジアエクスプレスは、13年11月にダートの2歳新馬でデビュー。1戦目、2戦目のオキザリス賞を見事に連勝し、このままダート馬としてキャリアを積み重ねると見られていた。だが予定していた南関東公営競馬交流重賞である全日本2歳優駿への出走を除外されたことにより、急遽次走は主戦場ではない芝の朝日FS(G1)へ。
ダートでの実績はあったものの、芝での出走は初。これを不安視するものもいたが、ムーア騎手を鞍上に迎えたアジアエクスプレスは、4番人気に推されていた。この頃から高いポテンシャルを見抜いていたファンが大勢いたのかもしれない。レースでは道中、後方に控えていたものの、第4コーナーで後方からしかけ、最後の直線で猛烈な伸び脚を発揮し、見事に勝利。勝ちタイムは1分34秒7、上りは35.3とこれからの活躍を予見させる強さを見せた。
その後はムーア騎手から、戸崎圭太騎手へと主戦騎手を変えレースに臨む。だが、芝はおろかダートでも一番人気に推されることが多かったものの、惜しい負けを繰り返し、勝ちはレパードステークス(G3)のみに終わっていた。
そして、15年8月のBSN賞(OP)後に後脚部負傷が発覚し、長期休養入り。今年の11月に行われた福島民友C(OP)に約1年3カ月ぶりに出走することが一部で話題になり、3番人気に推されたもののレースでは15着に終わる。これがアジアエクスプレスのラストレースとなった。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とは