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2016.12.14 10:02
香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とは
文=浅井宗次郎
香港国際競走4レースの内訳を示すと、最も売れたのがラストを飾った香港Cで18億8326万6900円。全体売上の約半分をシェアしていることになるが、実は同日に開催された阪神JFの「ネット発売分」となる74億2059万8200円に遠く及んでいない。
これは数多くの競馬ファンがモーリスやエイシンヒカリなどのトップホースが集った香港Cよりも、2歳牝馬限定で開催される阪神JFにより重きを置いたということだ。
これはまず、単純な出走馬の人気やカリスマ性といったものの差が原因ではないだろう。馬券売上で比較している以上、やはり「ギャンブル」としてどちらが魅力的だったかということだ。そこにあるのは「あらゆる情報が明らかにされている」「より自信のあるレースの馬券を買いたい」というギャンブラーの心理ではなかろうか。
いうなれば、当たるにせよハズレるにせよ「より納得して馬券を買いたい」ということだ。
そういった点で、やはり海外のレースは、それも日本の競馬ファンには馴染みの深い香港国際競走でさえ、まだまだ情報が不足しているということだ。いや、正確には「情報を提供している時間が不足していた」ということなのだろう。
実際に香港国際競走に出走する日本馬の記事は数多く散見されたが、ライバルとなる海外馬の記事は、ほぼ有力どころに絞られていたと述べてよい。
つまり日本馬と海外の有力馬以外の出走馬は馬券購入者にとって「よくわからない馬」となってしまい、結果的にそういった馬への”疑念”や”不安”が購入意欲を減退させたということなのだろう。
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