GJ > 競馬ニュース > 香港馬券売上が示す「傾向」  > 2ページ目
NEW

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とは

【この記事のキーワード】, ,

 香港国際競走4レースの内訳を示すと、最も売れたのがラストを飾った香港Cで18億8326万6900円。全体売上の約半分をシェアしていることになるが、実は同日に開催された阪神JFの「ネット発売分」となる74億2059万8200円に遠く及んでいない。

 これは数多くの競馬ファンがモーリスやエイシンヒカリなどのトップホースが集った香港Cよりも、2歳牝馬限定で開催される阪神JFにより重きを置いたということだ。

 これはまず、単純な出走馬の人気やカリスマ性といったものの差が原因ではないだろう。馬券売上で比較している以上、やはり「ギャンブル」としてどちらが魅力的だったかということだ。そこにあるのは「あらゆる情報が明らかにされている」「より自信のあるレースの馬券を買いたい」というギャンブラーの心理ではなかろうか。

 いうなれば、当たるにせよハズレるにせよ「より納得して馬券を買いたい」ということだ。

 そういった点で、やはり海外のレースは、それも日本の競馬ファンには馴染みの深い香港国際競走でさえ、まだまだ情報が不足しているということだ。いや、正確には「情報を提供している時間が不足していた」ということなのだろう。

 実際に香港国際競走に出走する日本馬の記事は数多く散見されたが、ライバルとなる海外馬の記事は、ほぼ有力どころに絞られていたと述べてよい。

 つまり日本馬と海外の有力馬以外の出走馬は馬券購入者にとって「よくわからない馬」となってしまい、結果的にそういった馬への”疑念”や”不安”が購入意欲を減退させたということなのだろう。

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  4. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?