GJ > 競馬ニュース > 香港馬券売上が示す「傾向」  > 3ページ目
NEW

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とは

【この記事のキーワード】, ,

 ただ、これはメディアやJRAの責任というよりも、馬券購入者として情報を受け取る側が割ける時間の問題もあり、仮に各メディアやJRAが出走全馬の詳細に至るまで徹底的に報道したとしても、今度は受け取る側が短時間で把握できるキャパシティーを超えてしまう。

 つまり、この辺りがピンポイント的に行う海外レースの馬券発売における「限界」なのかもしれない。また、馬券を購入できる時間が国内のレースと比較して短いことも、今後の大きな課題となりそうだ。

 さらに、香港国際競走4レースの馬券売上には「もう一つ」の興味深い傾向が読み取れた。

 先述したように香港Cこそ18億8326万6900円とまずまずの売上だったが、他はマイルが8億9661万8800円、ヴァーズが4億8756万900円、スプリントが5億5326万200円と軒並み売上を伸ばせなかった。

 特に顕著だったのがヴァーズとスプリントの2レースで、これらは先月のメルボルンCの6億9737万1200円や、ブリーダーズCフィリ―&メアターフの8億596万3400円さえ下回っている。

 ただ、日本馬がほぼノーチャンスといわれていた先月の2レースよりも、世界王者ハイランドリールが出走していた香港ヴァーズ、日本でも馴染みのあるエアロヴェロシティやビッグアーサーが名を連ねた香港スプリントの方が「馬券を買いやすいレース」に思えたのは筆者だけだろうか。

 さらに同日の阪神JFの売上は114億9596万6800円に留まっており、前年比は‐2.5%。これは軒並み好調な傾向が続く今年のG1売上では、桜花賞の-2.6%に次ぐ下降となる。

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!