GJ > 競馬ニュース > 香港馬券売上が示す「傾向」  > 4ページ目
NEW

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とは

【この記事のキーワード】, ,

 これらの現象は、やはり馬券購入者の「資金の分散化」が主な原因だろう。

 つまり多くの馬券購入者にとって、1日(1週)で馬券に割ける予算は限られているということだ。単純にレースが増えたからといって、予算をオーバーしてまで馬券は購入しないということなのだろう。最初に自ら購入限度額を定めるネット上の馬券購入システムの影響もありそうだ。

 また、同時に香港ヴァーズやスプリントの売上が特に伸び悩んだことを踏まえれば(時間帯的にJRAの開催レースと被っていたという原因もある)、競馬ファンにとって1日に複数のG1を開催することは、基本的に「賛成ではない」という傾向があるのかもしれない。

 実際にネット上では今回の1日5レースのG1開催に対して「予想するのがめんどくさい」「バタバタしてて疲れる」「よくわからん馬が多過ぎた」といった否定的な意見も見て取れた。

 その反面、武豊騎手がかねてから「日本でも同じ日に複数のG1を組んでほしい」と述べているように、ジャパンCを代表する日本の国際競走が米ブリーダーズCや香港国際競走などとの争いに勝ち残るために、数多くの競馬関係者やメディアから同日の複数G1の開催が求められている側面もある。

香港の馬券売上が示した明確な「傾向」日本が国際競争を勝ち抜くために待望論があった同日の複数G1開催にファンが示した「答え」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  4. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?