JRA武豊「6勝」を棒に振った腰痛とは対照的!? 大ベテランジョッキーが休養を経て、複勝率「66.7%」の買える騎手に生まれ変わりか
ベテラン騎手でも全く違う結果となったようだ。
21日、阪神競馬場で行われた大和S(OP)は柴田善臣騎手のリュウノユキナ(牡6歳、美浦・小野次郎厩舎)が優勝した。
ジャニュアリーS(OP)に続いてオープン2連勝を決め、ダート短距離路線の主役候補に躍り出た。柴田善騎手とのコンビ復活となった昨年のながつきS(OP)以降は、[2-2-0-0]で連対率100%。まさに名コンビと言えるだろう。
デビュー37年目の大ベテランジョッキーである柴田善騎手。現在54歳で、現役最高齢騎手として活躍している。昨年の愛知杯(G3)をデンコウアンジュで制しており、2年連続で重賞勝ちを継続中。もし、今年も重賞を勝つようなことがあれば、岡部幸雄元騎手が持つJRA重賞最年長勝利記録(54歳0力月31日)を更新することとなる。もはや時間の問題かもしれない。
6日の東京9Rに騎乗した際、柴田善騎手はゲート内で左足をぶつけて負傷。左第5趾(小指)骨折と診断され、翌日と翌週の騎乗をキャンセルすることとなった。
だが、驚異の回復を見せて中1週でのスピード復帰を果たした。
「17日の追い切りに跨った際、柴田善騎手は『まだ痛みはある』と話していました。土曜日のダイヤモンドS(G3)はサンアップルトン(抽選漏れで不出走)、日曜日は大和Sのリュウノユキナというお手馬が控えていることから、無理して復帰したのではないかと心配でした。
ふたを開けてみれば、ケガの影響を感じさせない大活躍。これには驚きましたね」(競馬記者)
土日の柴田善騎手は[1-1-2-2]で勝率が16.7%、連対率が33.3%、複勝率が66.7%の好成績。大和S以外でも3頭を馬券圏内に導いている。
負傷する前、今年の成績が[2-0-2-20]で勝率と連対率が8.3%、複勝率が16.7%だったことを考えると、1週間の休養がいい方向に働いたのかもしれない。
その一方、負傷がきっかけで成績が低迷したのが武豊騎手だ。
今年の開催初日を3勝して、ロケットスタートを決めた武豊騎手。だが、次の3日間開催は腰痛を発症して、直前で騎乗をキャンセルした。この時に乗り替わりとなった馬は全部で「6勝」しており、“痛い”戦線離脱となった。
その翌週に復帰を果たした武豊騎手だが、10鞍に騎乗して1勝。日経新春杯(G2)では1番人気のアドマイヤビルゴで10着に惨敗するなど、精彩を欠く結果である。初日に3勝を挙げたものの、1月は最終的に5勝で着地。いい流れを腰痛により断ち切られ、なかなか調子を取り戻せなかった。
これを考えれば、柴田善騎手の復帰していきなり大活躍はスゴイことである。今後も、第一線で戦い続けることだろう。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠