
JRA C.ルメール「痛恨」選択ミス!? 高松宮記念(G1)捨ててまで選んだ「怪物」が急ブレーキでレシステンシアとの明暗クッキリ
28日、中山競馬場で行われたマーチS(G3)は、石橋脩騎手の6番人気レピアーウィットが快勝。昨年3着に敗れていたレースで1年越しのリベンジを決めた。
2着に2番人気ヒストリーメイカー、3着には3番人気メモリーコウが入ったが、3連単の払戻は17万4080円。比較的上位に支持された馬での決着にしては思わぬ高配当となった。
この波乱に”一役買う”ことになったのが、14着に敗れたアメリカンシード(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)だ。C.ルメール騎手とのコンビで単勝オッズ1.4倍の圧倒的1番人気に支持されたものの、見せ場なく大敗を喫した。
「落鉄していた。ペースが速く、前について行けなかったし、砂を被って頭を上げていた」
ルメール騎手がそう振り返った通り、行きっぷりがもう一つだったアメリカンシード。ダートに転戦して、いずれも好位の3番手以内からの抜け出しで3連勝したようにスピードに長けた馬にしては追走に手間取った。
道中もルメール騎手が懸命に促したが、これまでのような反応がない。3、4コーナーから激しく追われ、ムチも入ったが前の馬との差は一向に縮まらず。残り200m頃には後続馬群に飲み込まれた。
“落鉄”のアクシデントがあったにしても、「ダートの怪物」と期待された大物にしてはあっけない敗戦といえる。
「前走は不良のダートを圧勝していたように、雨の影響はそれほどなかったといえます。現状でこれといって明確な敗因は見当たりませんが、厳しい流れに戸惑った可能性があるかもしれません。
ここまでは格下相手にマイペースで抜け出すレース展開でしたが、今回は重賞レースということもあってこれまでと相手関係も一気に強化されました。前半から流れに乗れていませんでした」(競馬記者)
また、ルメール騎手にとって”想定外”だったのはこれだけではない。
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