GJ > 競馬ニュース > 「難題勃発」不調クラブが抱える不安?
NEW

JRA「難題勃発」不調クラブが抱える新たな不安!? キャロットファーム希望の星クリソベリルに現れた計「17馬身」の怪物候補

JRA「難題勃発」不調クラブが抱える新たな不安!? キャロットファーム希望の星クリソベリルに現れた計「17馬身」の怪物候補の画像1

 キャロットファームが、いつになく絶不調だ。

 2019年はリスグラシューの春秋グランプリ制覇など、競馬界を一世風靡したキャロットファーム。その他にも、サートゥルナーリアが皐月賞(G1)を制すると、クリソベリルがチャンピオンズC(G1)を優勝。その翌週にはレシステンシアが阪神JF(G1)を勝利し、1年でG1・5勝という好成績を収めている。

 年間で126勝を挙げ、この年の勝利数は全オーナーの中でも最多。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

 しかし、今年に入ってからの成績は【1-2-7-33/43】と僅か1勝のみ。まだ1週開催が残されているとはいえ、一昨年の1月が11勝、昨年も10勝していただけに厳しいスタートといわざるを得ない状況だ。

 昨年は、2012年以来となるG1「0勝」に終わったキャロットファーム。最後の望みであったホープフルS(G1)もオーソクレース、シュヴァリエローズがともに敗れ、その悪い流れを今も断ち切れないでいる。

JRA「難題勃発」不調クラブが抱える新たな不安!? キャロットファーム希望の星クリソベリルに現れた計「17馬身」の怪物候補の画像2
クリソベリル JBISサーチより

 不調の原因ともいえるのが、現5歳世代。主力であるクリソベリルは昨年サウジカップ(G1)で7着に敗れ、大井の帝王賞(G1)、JBCクラシック(G1)では連勝を飾ったが、連覇を狙ったチャンピオンズCで圧倒的1番人気を裏切る4着。サートゥルナーリアも宝塚記念(G1)4着後は、度重なる故障に苦しみ、今年1月15日にキャロットファームの公式HPで引退が発表された。

 ただ、クリソベリルには、まだ希望が残されている。

 というのも、昨年のチャンピオンズCレース後、管理する音無秀孝調教師が「追い切りの動きからパッとしなかったから。いつものクリソベリルと違う走りだった」と発言しているからだ。一昨年のチャンピオンズCを制し、昨年の同レースまでは国内で無敗。体調さえ整えば、いまも日本ダート界の絶対王者であると信じるファンは少なくない。

 しかし、ここにきてクリソベリルにとって新たな難題が浮上してきた。

 24日、中山競馬場で行われたアレキサンドライトS(3勝クラス)を、C.ルメール騎手騎乗のアメリカンシードが5馬身差で圧勝。底知れない強さを披露したのだ。

 レースは11頭立てのダート1800m。アメリカンシードは、まずまずのスタートから二の脚をきかせ、あっさりとハナを奪う。

 ルメール騎手が「ずっといいペースを維持することができました。他の馬が忙しいペースでもこの馬はナチュラルな走りでした」と振り返ったように、ハイペースで流れた道中もこの馬にとってはマイペースだった。

 3コーナー辺りから各馬が仕掛けを開始するが、アメリカンシードは持ったままの手応え。レース後、ルメール騎手が「ハナに行って物見をするくらい余裕があって息も入っていました」と話したように、直線でも余裕たっぷりに他馬を突き放し快勝。能力の違いを、まざまざと見せつけた。

JRA「難題勃発」不調クラブが抱える新たな不安!? キャロットファーム希望の星クリソベリルに現れた計「17馬身」の怪物候補のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  10. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!