真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.04.22 19:19

JRA社台も真っ青「1200万円」デアリングタクトが霞む「0円」サクラバクシンオーの“失態”伝説!? 「ドブネズミみたい」と罵られた稀代のスピードスター
文=浅井宗次郎
重馬場と距離に苦戦して大敗したスプリングSのダメージもあり、状態は決して万全ではなかったが、単勝1.8倍の圧倒的な支持を集めると3馬身半差で圧勝。この走りには小島太騎手も「スピードの絶対値が違う」と絶賛している。
最終的に1400m以下では12戦11勝、一方で1600m以上は9戦未勝利と稀代の短距離馬として活躍したサクラバクシンオー。G1こそスプリンターズS連覇の2勝に留まったが、もし現在の高松宮記念(G1)や香港スプリント(G1)といった選択肢があれば、さらなるビッグタイトルを積み上げていたに違いない。
種牡馬になってもショウナンカンプやビッグアーサー(ともに高松宮記念)、グランプリボス(朝日杯FS、NHKマイルC)といったスピード自慢を輩出した一方、産駒の重賞勝ちにおける最長距離が1800mという徹底したスピード種牡馬でもあった。
だが、その一方で天皇賞・春(G1)を連覇するなど、中長距離でG1・7勝を挙げたキタサンブラックの母父としても名を連ねていることは、競馬界でも大きな謎の1つである。
(文=浅井宗次郎)
<著者プロフィール>
オペックホースが日本ダービーを勝った1980年生まれ。大手スポーツ新聞社勤務を経て、フリーライターとして独立。コパノのDr.コパ、ニシノ・セイウンの西山茂行氏、DMMバヌーシーの野本巧事業統括、パチンコライターの木村魚拓、シンガーソングライターの桃井はるこ、Mリーガーの多井隆晴、萩原聖人、二階堂亜樹、佐々木寿人など競馬・麻雀を中心に著名人のインタビュー多数。おもな編集著書「全速力 多井隆晴(サイゾー出版)」。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
関連記事
JRA 日本ダービー(G1)マルゼンスキーが干された「謎」に迫る……8戦8勝「合計61馬身差」で引退した悲運の怪物
JRA 単勝「227.3倍」波乱の使者ギベオンにデアリングタクト以上の強敵!? マイラーズC(G1)苦戦必至を予感させる厳しい現実……。
JRA 「新婚ホヤホヤ」森一馬、次代を担う若手有望株の意外な素顔! メイショウダッサイで絶対王者オジュウチョウサンを撃破、障害界に世代交代を告げる一陣の風
サイレンススズカ以来の「大差勝ち」再現も新潟開催に賛否の声!? 関係者も不安を募らせるJRAの判断
JRA ダートの怪物が武豊メイケイエールと激突の可能性!? 陣営も期待するスプリンターとしての素質、路線変更でデュランダルの血が目覚めるか