JRA「落ち目」川田将雅にまたも試練!? 天皇賞・春(G1)近10年「8連続10着以下」オーソリティ陣営が絶句した「最悪」とは

「何とコメントしたらいいのか……」
木村哲也調教師も思わず絶句してしまった。それもそのはず、2日に阪神競馬場で行われる天皇賞・春(G1)に挑むオーソリティ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が大外の8枠17番に決まったのだ。
G1最長距離となる3200mを戦う上で、距離ロスの少ないインで少しでも脚を溜めたいと思うのはオーソリティ陣営も当然同じ。しかし、当たったのは試練の大外枠……。これには木村調教師も「あとはジョッキーに任せます」と、川田将雅騎手に託すほかなかったようだ。
ただ、その川田騎手の勢いに最近やや陰りがあるのは気になるところだ。
今春、3月の高松宮記念(G1)をダノンスマッシュで勝利し、さらに翌週の大阪杯(G1)もレイパパレで完勝。G1連勝というこれ以上ない最高の春開幕を決めた。
その翌週の桜花賞(G1)で敗れ、G1連勝は途絶えたものの土曜日の阪神牝馬S(G2)を勝って3週連続重賞制覇。さらに翌週も土曜日のアーリントンC(G3)を勝って4週連続まで記録を伸ばしていた。

そして、そんな川田騎手の重賞連勝が止まったのが先週だ。土曜日の福島牝馬S(G3)で1番人気のドナアトラエンテに騎乗。最後の直線で猛然と追い上げたものの、逃げ粘るディアンドルにわずかハナ差届かず。日曜日のフローラS(G2)でも敗れて、ついに重賞連勝が止まってしまった。
「桜花賞のエリザベスタワー(6番人気)はある程度仕方ないにしても、皐月賞のダノンザキッド、フローラSのオヌールと1番人気で惨敗したことは、川田騎手にしても思うところはあるでしょうね。
ジョッキーなら誰でも成績の浮き沈みはありますし、川田騎手も勝つ星自体はまずまず好調を保っているんですが、G1を連勝→G2勝ち→G3勝ち→連勝ストップと絵に描いたように“下り坂”なのは少し気になりますね。なによりオーソリティの大外枠は、川田騎手といえど苦戦は免れないかもしれません」(競馬記者)
記者がそう話すのも、オーソリティの「8枠17番」は長丁場の天皇賞・春において圧倒的に不利だからだ。
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