GJ > 競馬ニュース > モーリス引退式へ  > 2ページ目
NEW

モーリスが中山競馬場で引退式へ……「悪癖」を超え、歴史的存在に上り詰めた勇者のこれまで

【この記事のキーワード】, ,

 翌年の安田記念ではロゴタイプに2連覇を阻まれるものの、その後中距離レース天皇賞(秋)に挑戦し勝利。マイラーの枠を越えての活躍をした上で、陣営から12月開催の香港Cを引退レースとすると発表された。

 ラストとなった香港Cではすでになりをひそめていた”悪癖”が出たため、後方からの競馬を強いられる。だが、一時は先頭のエイシンヒカリから20馬身ほど離されたものの、直線に入ると持ち前の爆発的な末脚が炸裂。エイシンヒカリを交わし、あとは突き放す一方。「かつての」レース運びで引退の花道を飾ることとなった。

 出遅れというマイラーにとっては致命的な弱点を抱えつつも、それを克服、またそれすらも苦にもせぬレース運びを見せ、勝利を積み上げ続けたモーリス。同馬は今後、社台スタリオンステーションにて種牡馬入りが予定されている。

 順調に進めば産駒がデビューを果たすのは東京五輪が開催される2020年だ。最強マイラーの仔は、父と同様に勝利を積み重ねることができるのだろうか?

モーリスが中山競馬場で引退式へ……「悪癖」を超え、歴史的存在に上り詰めた勇者のこれまでのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. JRA横山典弘騎手「史上最悪のポツン」が日本の頂点に!? 断トツ最下位で「ダービーの冒涜」大批判を集めた馬がレイデオロと並ぶ
  3. 武豊を激怒させた調教師が公開謝罪!? 「疑惑決着」のJBCレディスクラシック(G1)で地方馬初勝利の号泣調教師がテレビ出演
  4. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?