GJ > 競馬ニュース > エスコーラ ド派手な圧勝劇も...  > 2ページ目
NEW

JRA「遅れてきた大物」エスコーラはサリオスよりサラキアに共通点!? 日本レコード更新のド派手な圧勝劇も、記者が「辛口」だった理由

【この記事のキーワード】, ,

 こうなってくると、気になるのは遅れてきた大器エスコーラの今後の進路、そしてシャフリヤールやエフフォーリアといった世代トップクラスとの比較だろう。ド派手な初勝利となったが、ある記者は意外に辛口だ。

「レース後、川田騎手が『性格に難しいところがある』ともコメントしていましたが、まだ荒削りな印象ですね。スタートで遅れたことは、1月のデビュー戦と同じなので川田騎手もある程度想定内だったと思いますが、向正面の入り口で外に出たのは、川田騎手が出したというよりは馬の方が曲がり切れずに外に出た感じでした。

そこから再び馬群に戻るスペースがなかったので、仕方なく前に行った感じですね。非常にインパクトのある勝ち方でしたが、逆に言えば大味な競馬。未勝利戦であれだけ派手に勝つ必要はあまりありませんし、川田騎手としては馬群の中でしっかり我慢させて、勝負どころで脚を使う競馬を教えたかったと思いますよ。

一度使ってガス抜きもできたでしょうし、シャフリヤールやエフフォーリアといったトップクラスと戦うためにも、まずは“競馬”をしっかり覚えたいですね。荒削りな分、伸びしろは大きいと思います」(別の記者)

JRA「遅れてきた大物」エスコーラはサリオスよりサラキアに共通点!? 日本レコード更新のド派手な圧勝劇も、記者が「辛口」だった理由の画像3

 思い返せば、エスコーラの全姉のサラキアも3歳夏の小倉(青島特別・当時500万下)に出走し、芝1700mの日本レコードを樹立。格上挑戦で臨んだ次走のローズS(G2)では2番人気に支持されるなど、一気にスターダムへ伸し上がった。

「なんとか未勝利戦がある内に勝ちきることができてよかったです」

 川田騎手らしい何とも模範的なコメントだが、陣営が見据えているのはもっともっと「上」だろう。初勝利で歴史に名を刻んだエスコーラの今後は、異例の注目を集めることになりそうだ。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

JRA「遅れてきた大物」エスコーラはサリオスよりサラキアに共通点!? 日本レコード更新のド派手な圧勝劇も、記者が「辛口」だった理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA横山和生「美人過ぎる」あの有名バレットと結婚してた!? 当時は競馬ファンの間でも話題、タイトルホルダー活躍の裏に「内助の功」効果バッチリ
  2. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  5. 有馬記念(G1)武豊とオジュウチョウサン「偉大なる挑戦」最終章……常識外れの11連勝、今世紀最強障害馬が示す「答え」は
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  9. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  10. JRA藤沢和雄調教師「安田記念3頭回避」の謎。「ルメールLOVE」ではない狙いが?