JRA田中勝春「5年半ぶり」2週連続で騎乗なし。横山典弘と共に調教師試験へ本格挑戦スタート?
東京五輪が開幕する今週も、競馬は続く。22日には、週末24・25日の競馬開催の出走馬と騎手が確定した。
その東京五輪で行われる馬術競技に対して、JRAに所属する獣医師及び馬運車を派遣するなどの理由から、例年の3場開催から小倉を休止。
さらに東京五輪のマラソン競技が札幌で行われることから、五輪期間中の札幌市内の混雑緩和にJRAが協力するかたちで、例年の札幌開催を函館開催に変更。新たに新潟開催が加わり、今週から3週間に渡って新潟・函館の2場開催がスタートする。
こうした変則開催に戸惑いを感じながらも、いつものように確定した出走馬や騎手を眺めていると、別の違和感に気がついた。なんと今週も、土・日の両日ともに田中勝春騎手の名前がないのだ。
実は先週17・18日の両日も、田中勝騎手は騎乗なし。
金杯が行われた1月5日こそ、騎乗予定馬が除外された影響で「騎乗なし」となった以外は、毎週の競馬に“皆勤”していた今年の田中勝騎手。先週17・18日とあわせて2週連続の土日騎乗なしは、騎乗停止を受けた2016年1月以来、なんと5年半ぶりだ。
土日騎乗なしが2週連続で続いている田中勝騎手。こうして過去の戦歴を調べると、改めてその“鉄人”ぶりに驚かされる。
1989年にデビューした田中勝騎手は、3月4日に初騎乗を果たした後、ストレス性のバセドウ病を患い半年ほど休養。当時は競馬学校を卒業したばかりで、経験したことのないプレッシャーを浴びるその生活から、ホルモンバランスが崩れたことが原因だったという。
デビュー直後の休養はノーカウントとすると、田中勝騎手が長期離脱することは非常に珍しい。
前出のバセドウ病を除くと、それ以外で1ヶ月以上休んだのは30年も前の出来事。1991年11月から翌92年2月まで、約3ヶ月半に渡る離脱はあったものの、以降の長期離脱は見当たらない。
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