GJ > 競馬ニュース > 2連勝中の3歳牝馬に見え隠れする陣営の戦略  > 2ページ目
NEW

JRA「謎の回避」から武豊アドマイヤビルゴらに叩きつけた挑戦状!? 2連勝中の3歳牝馬に見え隠れする陣営の戦略

【この記事のキーワード】, ,

JRAローズS「謎の回避」から武豊アドマイヤビルゴらに叩きつけた挑戦状!?  2連勝中の3歳牝馬に見え隠れする陣営の戦略の画像2

 ケフェウスSには、武豊騎手が主戦を務め「6億円ホース」として有名なアドマイヤビルゴを筆頭に、今年の中山金杯(G3)と中山記念(G2)で3着だったウインイクシード、3連勝中のアラタが出走するなど、決して楽なメンバーではない。

 しかし、ハンデ戦ということもあって、3勝クラスの3歳牝馬マリアエレーナの斤量は最軽量の48kg。トップハンデのアドマイヤビルゴ、ウインイクシードとは実に8kgものアドバンテージがある。

「前走が418kgでの出走と、決して馬格に恵まれているわけではないマリアエレーナにとって、この軽量は普通の馬よりも大きなアドバンテージになると思いますね。

JRAローズS「謎の回避」から武豊アドマイヤビルゴらに叩きつけた挑戦状!?  2連勝中の3歳牝馬に見え隠れする陣営の戦略の画像3

さらに鞍上に酒井学騎手を確保できたことも大きい。通常48kgまでハンデが軽くなると実績のあるジョッキーはなかなか乗ることができませんが、酒井騎手が豊富な経験がありながらも軽ハンデに騎乗が可能な貴重な存在。その武器を活かして、ハンデ重賞で度々結果を残すことから、一部のファンの間では『ハンデ職人』なんて呼ばれています。

またレース日程が(ローズSより)1日早くなりましたが、マリアエレーナは吉田厩舎の特色で、他の馬よりも早い火曜日に追い切りを済ませていることから影響はほぼないかと。好メンバーが揃ったことで下馬評はそこまで高くありませんが、この出走には陣営の確かな戦略を感じます。不気味な存在だと思いますね」(別の記者)

「折り合いは問題ないし、距離はこれぐらいがベスト」という陣営のコメントはローズSの取材時のコメントだが、舞台設定が同じである以上、そのままケフェウスSにも当てはまる。

 “異例の選択”で勝ちに来た、3歳牝馬の走りに注目したい。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

JRA「謎の回避」から武豊アドマイヤビルゴらに叩きつけた挑戦状!? 2連勝中の3歳牝馬に見え隠れする陣営の戦略のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  7. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……