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JRA 武豊、C.デムーロの“奇襲”に独自見解!?度肝を抜いた逃走劇のルーツとは

「実はデムーロ騎手はJRAより先にNAR(地方競馬全国協会)の短期免許を取得して、日本で騎乗していた経験があります。2011年1月7日から3月6日まで船橋競馬の川島正行厩舎に所属して、南関東競馬を中心に騎乗していました。

 地方競馬はダート中心ですから、基本的に逃げ切りなどの先行馬が勝ちやすいです。デムーロ騎手も逃げ切り勝ちが多かったですね。もしかしたら、南関東競馬で「逃げ」の経験を積んだからこそ、今回のフォワ賞の逃げ切りがあるのかもしれません」(競馬誌ライター)

 残念ながら東日本大震災の影響で4月以降の騎乗を取り止めてイタリアへ帰国したが、日本の競馬で経験を積んだデムーロ騎手は覚醒した。その年、イタリアで222勝をあげて初めて母国のリーディングジョッキーとなった。

 翌年、晴れてJRAの短期免許を取得することに成功すると、イタリアでも263勝をあげて2年連続リーディングに輝く。そして、母国での活躍を引っさげて世界中を回るトップジョッキーへ成長した。

 ディープボンドはジョッキーが外国人だが、その技術は日本で磨き成長したという考えもできる。「日本競馬」の結晶が凝縮されたディープボンドが、本番の凱旋門賞でどのような走りを見せてくれるのか。レース当日まで待ちきれない。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

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