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リアルスティール×戸崎圭太の「深イイ話」? 巡り巡ってやってきた中山記念「幻のお手馬」の騎乗チャンスをモノにできるか!? ドバイ連覇へ向けて力を示す一戦。

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 推測になるが、仮にクラシックで活躍が見込める素質馬に乗るチャンスがあるならば、たとえ万全の状態でなくても「乗らせてください」と願い出て不思議ない。乗り替わりが珍しくなくなった現代において、騎乗馬の確保はトップジョッキーでも容易でなく、それだけの素質馬ならなおさらだろう。

 しかし、そこで戸崎騎手は自らの利益よりもリアルスティールの未来を優先したのだ。実際、その後の同馬の飛躍を思えば、無理をせず完成を待ってデビューさせたことがいいほうに向いたことは確実だろう。利己的な人間にはなかなか出来ない芸当である。

 矢作調教師もそんな彼の馬に対する姿勢に感じるところがあったようで、「あそこでしっかり勝てたから(矢作厩舎は)リーディングが獲れた。いつか乗せたいと思っていた」とコメント。様々な紆余曲折を経て念願のコンビ結成となったのだ。続くドバイではまたムーア騎手の力を借りることになるかもしれないが、それでも鞍上抜擢の背景にある物語は、心を打つものがあるような気がするのである。

 今年度の初戦を前に行われた最終追い切りでは、4F51秒6の好時計をマークし、休み明けながら上々のデキにあることを証明。まだ馬体は余裕残しにも見受けられるが、3歳時には休み明けで迎えた共同通信杯を優勝し、昨年も安田記念からのぶっつけだった天皇賞・秋を2着しているように、鉄砲実績も申し分ない。

 メンバー唯一の海外G1タイトルホルダーとして恥じないレースを見せられるか。そして戸崎騎手は巡ってきたチャンスをモノにできるのか。そういった意味でも注目のレースとなるだろう。

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