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JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?

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 だが、その弊害が冒頭でふれた18日の「騎乗馬なし」という状況だ。

 今週は3日間開催にもかかわらず、横山典騎手が合計6鞍、蛯名騎手に至ってはわずか合計5鞍しか騎乗馬がいない。同じ関東の戸崎圭太騎手が3日間で28鞍を確保していることを鑑みれば、相当深刻な状況といえる。

「確かに深刻ですが、蛯名騎手やヨコノリ騎手はエージェント制度が本格的に導入される以前、自らの足で厩舎を回って騎乗馬を確保する”旧体制”での経験があります。エージェントを解約して間もない当面は難しいかもしれませんが、今後は持ち直してくる可能性も十分にあると思います。

 それよりも問題なのはエージェント制度が確立された、今の競馬界しか知らない若手の騎手です。彼らは本格的に厩舎回りをした経験もあまりないでしょうし、いくら大先輩が率先して動いたとしても、おいそれと後に続くのは難しいでしょうね。JRAが中心となった大改革の先行きに、相当な不安を抱いていると思います」(同)

 現在でも、すでに専業しているエージェントも存在するが、ほんの一握りに過ぎないという。現実問題としてエージェント業だけで満足な収入を得ることは難しく、「エージェント」か「トラックマン」かの選択に迫られれば、迷わずトラックマンを選ぶ兼業エージェントも多いらしい。

 今後、JRAが主導となったエージェント制度の改革が競馬界にどのような影響を与えていくのか。近い将来、水面下での動きがじょじょに表面化し始め、様々なことが明らかになっていきそうだ。

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