GJ > 競馬ニュース > ベテラン騎手が「騎乗馬なし」  > 2ページ目
NEW

JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?

【この記事のキーワード】, ,

 エージェントの多くは同時に各スポーツ新聞や競馬新聞のトラックマン(主にトレセンで取材を行い、最終的に紙面に予想を掲載する記者)を兼業している者が多く、実に全体の8割程度が「兼業エージェント」だという。

 無論、いきなり全面廃止というわけではなく、段階を踏んで「兼業エージェント」の減少化を進めていく方針だが、いずれにせよ兼業者は近い将来、トラックマンを続けるのか、それとも専業のエージェントになるのかの選択を迫られることになる。

 「JRAがこれまで”野放し”にしていたエージェント制度にメスを入れる決断を下したのは、最大の顧客となる馬主から多くの批判があったからといわれています。騎手と馬主との間に、機械的に騎乗馬を選別するエージェントが入ったことによって以前の関係性が壊れてしまい、長年培っていた騎手との繋がりを失ってしまった馬主の方もいるようです。

 エージェント制度の確立で、騎手は昔のように騎乗馬を求めて厩舎回りをする必要性が減少し、より騎乗技術に磨きをかける時間が取れるようになりました。そういったプラスの面もありますが、今や競馬サークル内で重要なポジションに就くエージェントが騎手や調教師とは別に、馬券を買えてしまうところも以前から問題視されていた点です」(競馬記者)

 そういったJRAの方針を受け、現場の競馬関係者にも目に見えて大きな動きがあった。関東を代表するベテランの横山典騎手と、蛯名騎手がエージェントを解約したのだ。

 すでにJRAのホームページ上でも横山典騎手と蛯名騎手の騎乗依頼仲介者は「空欄」になっており、契約を解除したことが見て取れる。おそらくは先駆けてJRAの方針に従うことで、他の後輩騎手への”示し”をつけた行動とみられている。

JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  6. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  7. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  8. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  9. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  10. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!