「安易に飛びつくのは危険」「120点をやってもいい」鈴木和幸が見極めた全18頭の状態。高松宮記念出走馬の最終追い切り診断公開中!
「トーキングドラム」はウッドで併せ馬、先行し、直線ステッキを入れていっぱいに追う相手に馬なりで頭ほど先着した。意識してオーバーワークを避ける追い切りだったため時計は6F84秒3-39秒6でしかない。だが、少しでも追えば大きく先着、大幅な時計短縮も間違いなしの脚勢だった。前走以上の判断ができる。
「ナックビーナス」は、ポリトラックで5Fからの併せ馬。しびれるような手応えで4コーナーを回り、先行していた相手をきっちり捕らえてゴール。ポリトラとしては平凡な66秒4-37秒1の時計ではあったが、最後まで追ったところなし、前走2着のデキはキープしているが、劇的な変わり身はない。
8歳馬「バクシンテイオー」は、ウッドでの3頭併せ、中には1馬身先着したが、外には1馬身遅れてしまい、時計も4F55秒0-39秒8-13秒1と平凡。終始馬なりだったとはいえ、変わり身なし、アピール度ゼロの最終追い切りだった。
「ヒルノデイバロー」は坂路で51秒4-37秒0-12秒3を馬なり、併走馬と並んでゴールは追ったところなしだったからだ。バネを利かせたフットワークはいかにも軽快で、昆師も思わず、「昨年(12着)とはデキが違う」。前3戦、6、4、2着と着順をあげての再挑戦、首位争いに加われるデキになったといってもいいだろう。
気がつけばもう8歳になってしまった「フィエロ」、常識的には大きな変わり身は望めまいが、先週16日に坂路49秒2-36秒3の破格時計を出すなど元気いっぱい。今週は馬なりにとどめたので53秒0-37秒9だが、気合いの乗りがすさまじく、少しでも追えばおそらく51秒台になっただろう脚勢。もう2年も勝てず、重賞のタイトルもないままここまできてしまったが、そのウップン晴らしをやりかねないような最終追い切りでの気迫、パワフルな動きだった。
もっか2連勝中の「メラグラーナ」、前走時、体重が8kgも減ってしまい、このためか中間調整はやや軽め。この点が気になったが、今週は引っ張り切れない勢いで坂路52秒4-37秒4-12秒2をマークしてきた。バネの利いたフットワーク、みなぎる気迫が伝わってきて、状態面はOK。初G1戦でいきなりの大仕事をやってのけたとしても驚けないデキと判断する。
ゴール強めで坂路52秒1-37秒6-12秒5と、前走5着時とほぼ変わらない時計が出た「ラインスピリット」は、その手応えのよさから調子はさらに上向き。しかし、このメンバーに入るといかにも重賞実績に欠ける。電光掲示板に載れば上デキだろう。
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