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JRA「評価急落」D.レーンに関係者からもブーイング!? 不振続きに “ダメやん”の声も…「乗り換え」候補にゴールデンシックスティ主戦が急浮上

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 4月30日から6月28日まで短期騎手免許を交付されているD.レーン騎手。初来日を果たした2019年、オーストラリアの若武者は特例で騎乗した有馬記念(G1)を含め、重賞7勝(うちG1・3勝)の“レーン大旋風”を巻き起こした。

 しかし、鳴り物入りで日本での騎乗を再開したレーン騎手だが、ここ2週間の騎乗を見る限りは鳴かず飛ばずといった成績に留まっている。

 近年はコロナ禍の影響もあり、来日は2年ぶり。外国人騎手トップの実績を持つC.ルメール騎手の不振も相まって、ファンや関係者から大きな期待を背負っていたものの、まだ重賞勝ちはなし。青葉賞(G2)のレヴァンジル、京都新聞杯(G2)のブラックブロッサムは共に1番人気で5着、先週のNHKマイルC(G1)も2番人気インダストリアで5着と精彩を欠いた。

 外国人騎手イコール腕達者といったイメージも根強いため、過剰人気だった可能性もあったとはいえ、大活躍をしたかつての姿には程遠い印象も否めない。

「評価急落」D.レーンに関係者からもブーイング

 これに対し、現場のトラックマンや同じレースで騎乗した騎手から、早くもレーン騎手へのブーイングも出始めているようだ。

「初年度こそがむしゃらに乗って結果を出していましたが、最近はノーザンファームサイドがいい馬を用意するのが当たり前のような感じ。力のある馬でも口向きが悪かったりするとFから始まるNGワードを連発したり、いかにも機嫌が悪そうにしていますよ。そこら辺はまだ20代だなと感じますね」(関東のTM)

 また、周りの日本人騎手も以前との違いを指摘する。

 ポジションを取りに行く姿勢はいいのだが、早めに動いて最後に差される競馬が目立っていることに対し、最初の週から毎回同じ事を繰り返しているという声も……。

「先週だと身元引き受け厩舎の堀宣行厩舎のディオスバリエンテが典型。早めに抜け出して内によれ、この馬をマークしていた横山武史騎手に交わされる始末。前に行っていた組は明らかに力不足でしたから、もう少し後ろの組を意識した方が良かったですよね。しかもディオスバリエンテは気性的に難しい面があるので、1頭になると余計に気を抜いたり、モタれたりするでしょうから」(関東の騎手)

 この敗戦の反省が悪い方に作用したのがその後の10Rだという。レーン騎手が騎乗したヴァイスメテオールは、先頭を伺う態勢に入ると、後続の脚音や声掛けを無視してどんどん馬を外に誘導して進路を塞いでいったという。

「福永祐一騎手と岩田望来騎手の馬への影響は大きかったですし、少し不利を受けたとアクションを起こせば騎乗停止になるレベルでした。多分、福永騎手は冷静に乗れていたから、レーン騎手が外から来るのを分かっていたので大事にはならなかったのでしょう。

それくらい周りの騎手からはふらふらしたり、危ない騎乗をすると思われていますし、1年目の新人が乗っているのかと感じましたね。レース後の検量室では、あの着差だけに何で審議にすらならないのって声が多かったです」(同)

 おそらく福永騎手も思うところはあっただろうが、相手がお世話になっている木村哲也厩舎で、自身も有力馬を任せてもらっているノーザンファームの馬ということもあり、あまり強く言えなかったのかもしれない。

 結局、レーン騎手にはJRAから外側に斜行したことについて過怠金5万円と、最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告の処分が下された。ネットの掲示板やSNSなどでは、“ダメやんレーン”と揶揄されつつあるだけに、こういった状況が続くようなら、このまま並の外国人騎手と同じ扱いとなりそうな雰囲気である。

 そんなレーン騎手にとって、さらに立場が危うくなりかねないライバルの名前も急浮上したらしい。関係者の話によると、夏頃には香港のC.ホー騎手が短期免許を取得予定で、秋の来日を予定しているとのこと。

 香港最強馬ゴールデンシックスティの主戦としても知られる同騎手は、ノーザンファーム生産馬のラヴズオンリーユーで、昨年のクイーンエリザベス2世カップ(香港・G1)を勝利に導いたブレイク中の騎手。常に高みを目指すノーザンの方針からすれば、結果の出せないレーン騎手に早々と見切りをつけて、次の主戦候補を探す動きが出てくる可能性も十分にあるだろう。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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