
JRAソングライン池添謙一“余裕しゃくしゃく”インタビューの陰で放牧中の「恋敵」が謎のトレンド入り!? 因縁・桜花賞(G1)の「リベンジ」ついに完遂!

5日、東京競馬場で行われた春のマイル王決定戦、安田記念(G1)は4番人気ソングライン(牝4歳、美浦・林徹厩舎)が優勝。4度目のG1挑戦で見事初Vを飾った。
前走のヴィクトリアマイル(G1)では、2番人気に支持されるも、道中スムーズさを欠いて5着に敗れていたソングライン。その悔しさを晴らす会心の騎乗に鞍上・池添謙一騎手はレース後、「何とかこの馬でG1タイトルを獲りたいと思っていた。最後にグイっとひと伸びしてくれて勝ったと思いました」と満面の笑みを見せた。
Twitterではレース直後に「ソングライン」がトレンド1位を獲得。3着に激走した「サリオス」、ソングラインを本命にしていた「粗品の呪い」という安田記念つながりのワードも急上昇し、日本のトレンドTOP3を占めた。
他にも、2着に敗れた「シュネルマイスター」や武豊騎手騎乗の「ファインルージュ」なども上位に入ったが、安田記念には出走していないアノ牝馬もなぜかトレンド入りを果たしたという。
メイケイエールが謎のトレンド入り?

「レース後、話題になったのは『メイケイエール』ですね。先月の京王杯SC(G2)を勝利した後は、秋の大一番(スプリンターズS)を見据えて放牧に出ています。放牧先で何かアクシデントがあったというわけではないのですが、思わぬ形で話題に上りました。
ソングラインとメイケイエールには“因縁”があったことを覚えているファンもいると思います。昨年の桜花賞(G1)でソングラインがメイケイエールに馬体をぶつけられ、外へ外へと追いやられてしまったあの“斜行事件”です。致命的な不利を受けたソングラインは不完全燃焼のまま15着に大敗。メイケイエールも最下位に沈みました。
その後、“じゃじゃ馬”メイケイエールの鞍上に指名された池添騎手が、同馬をスプリンターとして復活に導いたのはご存じの通り。ソングラインのG1制覇を目にし、昨年の桜花賞を思い出したファンもいたのでしょう」(競馬誌ライター)
「メイケイエール」のトレンド入りで、レース後の勝利騎手インタビューにも注目が集まった。会心の騎乗に普段通りの笑顔で元気にインタビューに答えていた池添騎手だが、Twitterユーザーからは「メイケイエールに騎乗した後は疲れ切っているのに」、「今日は余裕しゃくしゃくで笑う」といったツッコミも見られた。
「京王杯SCの勝利騎手インタビューは、いまだ乗り難しさを見せるメイケイエールの騎乗後とあって、池添騎手は汗だくで相当疲れた様子でした。
一方で、今日の安田記念でインタビューに答えた池添騎手はまさに普段通り。『女の子という感じの気性』と評したこともあるソングラインだけに、ほとんど疲労の色は見せていませんでしたね」(同)
Twitterユーザーの中には京王杯SC後と、安田記念後のインタビュー映像を貼って比較するファンも……。確かに、画像では疲労度や息遣いには天と地ほどの差があるようだ。
気になる今後だが、ソングラインはマイル路線、メイケイエールはスプリント路線に向かうのが既定路線。いずれ再戦の機会もあるかもしれないが、そのとき池添騎手は一体どちらを選ぶのか。池添騎手を巡る“三角関係”の行方にも今後、注目が集まりそうだ。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
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