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怪物ファンディーナ「最大」の不安……牝馬69年ぶりの皐月賞制覇、史上初の牡馬3冠への「絶対条件」とは【徹底考察・皐月賞編】

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スプリングS(G2)
12.6 – 11.7 – 12.1 – 12.2 – 「11.7 – 11.8 – 12.1」 – 11.8 – 12.4
12.6 – 11.9 – 12.0 – 12.3 – 「12.3 – 12.3 – 12.4」 – 11.2 – 11.7
フラワーC(G3)

 800m通過地点まではわずか0.2秒しか差がなかったが、それ以降の3ハロン(800から1400m)でスプリングSが35.6秒で推移したことに対して、フラワーCは37秒とまったくペースが上がらなかった。

 その結果、締まった消耗戦の流れとなったスプリングSはラスト1ハロンで12.4秒と大きく失速している。しかし、逆にフラワーCはラスト400mの時点でファンディーナが先頭に立ったことで11.2秒‐11.7秒という高速上がりが記録され、1400m通過時点で1.6秒あったタイム差が、最終的には0.3秒差まで詰まった。

 ここから導き出されるのは、ファンディーナが世代トップクラスの瞬発力を秘めていること。ただし、速いペースへの対応に関してはまだ不明な点が残っているということだ。

 特に本番の皐月賞では傾向的にペースが上がり、スプリングSのような消耗戦の流れになりやすい傾向にあるだけに、これは決して無視できない点である。

 無論ファンディーナが、ペースが上がったことで多少位置取りが後ろになったとしても、これまで見せたような圧倒的な瞬発力を使えるのであれば、本番も楽勝してしまう可能性まである。

 そうなると春2冠は、ほぼ間違いないだろう。本馬はそれくらいの大器だ。

 しかし、先週の桜花賞ではペースが速くなったことで、大本命のソウルスターリングが中団、2番人気のアドマイヤミヤビが後方と、これまでのレースよりも後ろの位置取りを強いられた結果、本来の力を発揮できないまま敗戦している。

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