真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.04.10 08:52
怪物ファンディーナ「最大」の不安……牝馬69年ぶりの皐月賞制覇、史上初の牡馬3冠への「絶対条件」とは【徹底考察・皐月賞編】
監修=下田照雄(栗東担当)
スプリングS(G2)
12.6 – 11.7 – 12.1 – 12.2 – 「11.7 – 11.8 – 12.1」 – 11.8 – 12.4
12.6 – 11.9 – 12.0 – 12.3 – 「12.3 – 12.3 – 12.4」 – 11.2 – 11.7
フラワーC(G3)
800m通過地点まではわずか0.2秒しか差がなかったが、それ以降の3ハロン(800から1400m)でスプリングSが35.6秒で推移したことに対して、フラワーCは37秒とまったくペースが上がらなかった。
その結果、締まった消耗戦の流れとなったスプリングSはラスト1ハロンで12.4秒と大きく失速している。しかし、逆にフラワーCはラスト400mの時点でファンディーナが先頭に立ったことで11.2秒‐11.7秒という高速上がりが記録され、1400m通過時点で1.6秒あったタイム差が、最終的には0.3秒差まで詰まった。
ここから導き出されるのは、ファンディーナが世代トップクラスの瞬発力を秘めていること。ただし、速いペースへの対応に関してはまだ不明な点が残っているということだ。
特に本番の皐月賞では傾向的にペースが上がり、スプリングSのような消耗戦の流れになりやすい傾向にあるだけに、これは決して無視できない点である。
無論ファンディーナが、ペースが上がったことで多少位置取りが後ろになったとしても、これまで見せたような圧倒的な瞬発力を使えるのであれば、本番も楽勝してしまう可能性まである。
そうなると春2冠は、ほぼ間違いないだろう。本馬はそれくらいの大器だ。
しかし、先週の桜花賞ではペースが速くなったことで、大本命のソウルスターリングが中団、2番人気のアドマイヤミヤビが後方と、これまでのレースよりも後ろの位置取りを強いられた結果、本来の力を発揮できないまま敗戦している。
PICK UP
Ranking
5:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは