北九州記念(G3)「反則級」軽量馬こそチャンス!1キロ=1馬身って本当?

21日の小倉競馬場では、サマースプリントシリーズの第4戦となる北九州記念(G3)が開催される。対象レースとなる全6戦中、ハンデ戦はCBC賞(G3)と北九州記念の2レースしかない。
現在10ポイントでトップタイのナムラクレアとテイエムスパーダの直接対決は、非常に興味深い。前走の結果が、今回のハンデに影響することもあり、好走した馬の斤量が増えるケースが多いため、斤量据え置きの馬や軽くなる馬にもチャンスは十分ありそうだ。
斤量1キロの違いについては、一般的に1馬身や0秒2ほどと言われているが、実際のところは、どれほどの影響があるかどうかは定かではない。とはいえ、軽い方が有利なことは間違いないだろう。
人気を集めるナムラクレアやテイエムスパーダは、いずれも軽ハンデの斤量を味方に前走を快勝してきた馬同士。その対価として前者は50キロから53キロ、後者は48キロ→51キロに増量されている。
それぞれ強い勝ち方をしたが、先述した斤量による影響を加味すると、約3馬身ほどゴールが遠ざかる計算。そう考えれば、敗れた馬の逆転も現実味を帯びてくるのではないか。
増量されることで特に注意が必要なのは、やはりスタートダッシュだろう。極限までスピードを求められるスプリント戦の上に、舞台はレコードを連発している小倉競馬場。スムーズに好位を確保するためには、初速が重要である。人気両頭の3キロ増量は、軽視できないビハインドになる可能性も出てくるはずだ。
実際、過去10年の北九州記念において、3歳牝馬の優勝は昨年のヨカヨカのみで、51キロを背負っての勝利。馬券圏内となる3着以内はあっても、53キロの馬の好走例はない。ナムラクレアには気になる材料だ。

「反則級」軽量馬にこのチャンス!
そこで注目したいのは、同じ3歳牝馬でも前走から据え置きの49キロで出走が可能なアネゴハダ(牝3、栗東・佐々木晶三厩舎)である。CBC賞でテイエムスパーダから約4馬身離された3着に敗れているものの、藤懸貴志騎手の騎乗には、少々勿体なさを感じられたからだ。
「当時の小倉はとにかく前に行かなければ、勝負にならないほど極端な馬場でした。前半600m31秒8の超ハイペースを作り出したテイエムスパーダが押し切れたのも、この前残りする高速馬場の恩恵と無関係ではありません。
アネゴハダは1枠2番の絶好枠を引いていた割に、あっさりとテイエムにハナを譲ってしまいました。多少競り合う格好となってでも、もう少し積極的に出して行っていれば、2着は確保できていたかもしれませんね」(競馬記者)
条件が好転する材料は、やはりライバルとの斤量差だ。CBC賞で48キロだったテイエムスパーダに対し49キロのアネゴハダは斤量が1キロ重かった。ところが、北九州記念では51キロのテイエムスパーダに対し、49キロのまま出られるアネゴハダにアドバンテージがある。
必ずしも斤量の軽い馬が勝つ訳ではないのも、ハンデ戦の難しいところではある。
だが、データで割引のある53キロのナムラクレアに4キロ差、テイエムスパーダに2キロ差(前走から実質3キロ差)なら色気を持っていいはず。ハンデ戦職人の異名を持つ酒井学騎手が手綱を取ることも魅力だ。
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