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エフフォーリアこのまま「引退」の大ピンチ!?年度代表馬の秋の復帰プランが白紙の大誤算

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エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 宝塚記念(G1)6着後、福島県のノーザンファーム天栄で調整を続けていた昨年の年度代表馬エフフォーリア(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。8月前半に乗り出しを再開して徐々にペースを上げていたが、膝や球節に不安が出たため、北海道のノーザンファーム空港へ移動し、治療に専念することになった。

 これにより、秋競馬の参戦は一旦白紙となる大誤算。エフフォーリアを所有するキャロットファームは「今後の目標については、秋競馬も含めて状態を見ながら判断する」としているが、脚の不安が癒えたとしても、その後の調整期間を考慮すると、天皇賞・秋(G1)やジャパンカップ(G1)への出走に黄色信号が灯った。

 そして最悪の場合、この頓挫がエフフォーリアの進退に関わってくる可能性もあるという。

このまま「引退」の大ピンチ!?

「今春のエフフォーリアの敗因については、色々と取り沙汰されていますが、その一つにハイペースへの対応ができなかったことが挙げられています。これまでに結果を出してきたレースはスローペースが多かったですが、今年の大阪杯(G1)や宝塚記念(G1)はその逆で前半からタフなラップになりました。陣営も追走に苦労して脚がたまらなかったことは認めていますから、エフフォーリアにとって課題となることは、おそらく間違いないでしょう。

昨年からの連覇が懸かる天皇賞・秋はまさにスローからの瞬発力比べで結果を出した舞台。今年もスローになる保証はありませんが、復活するならここという思いもあったでしょうから、このアクシデントは痛いですね。もし秋全休なんてことになれば、種牡馬としての実績は確かですから、立て直しを優先させるより、種付けシーズンに合わせて電撃引退ということもあるのではないでしょうか」(競馬記者)

 年度代表馬の秋ローテ白紙という一報に、ネットの掲示板やSNS上でもファンから様々な意見が飛び交った。

 受け取り方は様々で「無理する必要はない。大怪我する前に引退すべき」「復活してほしいが、ボロボロになってまで走る姿は見たくない」という慎重論もあれば、「もう一度1着でゴールするところを見たい!」「このまま負けっぱなしで引退は悲しい。立て直して再び輝いてほしい」のような王者復活を期待する声も見られた。

 引退派、現役続行派両方の声が聞かれたが、万全に戻らない限りは引退もやむなしとの意見が今のところ優勢であった。そうした慎重論が出るのも当然といえば当然か。

 エフフォーリアはただのG1・3勝馬ではなく、コントレイル、グランアレグリア、クロノジェネシスらを負かした超大物だ。父エピファネイアの後継種牡馬としての期待も大きいだけに、これ以上敗北を重ねて種牡馬価値が下がる前に引退させるという決断もありえるだろう。

 それでも、再び強いエフフォーリアを見たいというファンの気持ちは理解できる。過去にもオグリキャップやトウカイテイオーなど、終わったと思われていた馬の復活を目撃してきたのだから……。

 陣営が復帰を目指す限りは、万全の状態でターフに帰ってくる日を待ちたい。

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