
天皇賞・春(G1)最大の惑星シャケトラは「G1級」!? サトノダイヤモンドの池江調教師が「2強ではなく『3強』対決」と評する大器がベールを脱ぐ!

「やっぱり来たか――」
30日の天皇賞・春(G1)に出走するサトノダイヤモンドの池江泰寿調教師は『週間ギャロップ』(サンケイスポーツ)の取材にそう応えた。
キタサンブラックとの「2強対決」について聞かれた師は「私の中では3強です」と即座に否定。その”第三の男”こそが、サトノダイヤモンドと同世代のシャケトラ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)である。
日本が世界に誇る競走馬市場セレクトセールで2億4150万円(税込み)という超高額で取引され、ここまで菊花賞(G1)と有馬記念(G1)を勝つなど、生まれた時から絵に描いたようなエリート街道を突き進んできたサトノダイヤモンド。
その「ディープインパクトの最高傑作」と呼び声高い超エリートと育成牧場時代、互角の動きをしていたのがシャケトラだった。世代のエリートが集まるノーザンファームの中でも群を抜いて目立つ存在だったのが、サトノダイヤモンドとシャケトラの「2強」だったという。
極めて高い期待の中、一時はサトノダイヤモンドよりも早いデビューになると目されていたシャケトラだったが、骨折で2歳シーズンを棒に振ってしまう。脚部不安も相まって、結局デビューは日本ダービー(G1)も終わってしまった3歳6月。育成時代にしのぎを削ったサトノダイヤモンドは、すでに世代の中心に立っていた。
デビュー戦は素質の高さであっさりとクリアしたものの、その後もソエが出るなど脚部不安との戦いは続いた。レースをしては休みの繰り返しで、調整もままならない。だが、この馬の素質に惚れ込む陣営に焦りはなかった。一時は菊花賞に間に合うところまできたが、陣営は休養を選択。体質が強化されるまで、我慢強く成長を待ち続けた。
素質馬シャケトラが今、この舞台に駒を進められたのは、あの時の我慢があったからこそと述べても過言ではない。
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