天皇賞・秋(G1)ジャックドール、シャフリヤールの取捨は? ハイレベル3歳世代の見極めがカギ
先週の菊花賞(G1)は、田辺裕信騎手が騎乗した2番人気アスクビクターモアが、芝3000mを3分2秒4でレコード勝利。ハイペースの2番手から4コーナーで先頭に立つ積極策も功を奏し、ボルドグフーシュの猛追をハナ差で凌ぎ切った。
皐月賞(G1)や日本ダービー(G1)で連対した馬の出走がなかったこともあり、65年ぶりの珍事とも言われたラスト一冠だが、終わってみればダービー3着馬の勝利という至極順当な結果といえる。
しかし、アスクビクターモアが実績的に最右翼だったにもかかわらず、最終的に2番人気に留まったのは、前走のセントライト記念(G2)をガイアフォースにねじ伏せられるような形で敗れた影響も、少なからずあったのだろう。
この勝利を評価されたガイアフォースが1番人気を集めたものの、こちらは好位から伸びを欠いて8着に完敗。陣営は「1番枠で包まれた」「経験したことのないレースで集中力を欠いた」「距離もあった」と振り返った。最終追い切り後に発表された馬体重も、18頭中で唯一の10キロ減だったことを思えば、本調子だったのかには疑問が残った。
その一方、春の二冠で惜敗続きだったアスクビクターモアの勝利により、今年の3歳クラシックのレベルの高さも浮き彫りとなった。ジャパンC(G1)の出走を視野に入れるダービー馬ドウデュースこそ不在だが、皐月賞馬ジオグリフ、ダービー2着イクイノックス、同4着ダノンベルーガが揃って参戦、今週末の天皇賞・秋(G1)では3頭の評価も相対的に上がるはずだ。
迎え撃つ古馬陣も現役最強馬であるタイトルホルダーが不在ながら、札幌記念(G2)を制したジャックドールや同2着パンサラッサだけでなく、C.デムーロ騎手を配したシャフリヤールと、なかなかの好メンバー。競馬ファンにとってはハイレベル3歳世代VS古馬の力関係を正確に把握することが、天皇賞・秋攻略の「最大のテーマ」となる。
とはいえ、これを見極めるのは非常に厄介だ。なぜなら出走各馬の陣営の目論見や、中間の状態、最大目標はどこなのかなど、新聞やメディアで報じられないような表に出回らない情報が、レースのカギを握っているからだ。
ファンの多くが、上っ面しか見えていないのかを物語るのが、現在ワースト記録を更新し続けているG1レースにおける1番人気馬の不振である。昨年暮れのホープフルS(G1)を1番人気コマンドラインが敗れてから先週の菊花賞まで16連敗を喫した。
実際に先週の菊花賞で1番人気だったガイアフォースも、事前に「3000mは大丈夫」と報じられていたが、レースを終えた松山弘平騎手からは「(敗因として)距離もあったのかも」という話が聞かれた。
マスコミやファンは敗れた馬に対し、1番人気を裏切ったと表現しているが、はたして本当にそうなのだろうか。言ってしまえば大多数のファンが様々なニュースに踊らされたからこそ、このような記録がまだ途切れずにいるとはいえないだろうか。1番人気が強いのではなく、勝った馬が強いのであり、この現実から目を逸らして嘆いてばかりでは、いつまで経っても負のループから抜け出すことはできない。
とはいえ、裏を返せばそういった負け組とは対照的に、勝者であり続けていると噂されているのが競馬のプロと呼ばれる存在だ。彼らの最大の武器は、何といってもその卓越した情報収集力。元騎手や元調教師など現場関係者と強固なパイプを持っているからこそ、常に正確な情報を手に入れることを可能にしているという。
G1ともなれば、晴れの舞台に所有馬を出走させるオーナーを意識した前向きなコメントや、リップサービスも多分に含まれていることも珍しくはない裏事情もある。つい我々は鵜呑みにしてしまいがちだが、そういった不確かな情報も素人が振り回される材料の一つ。本当に勝負になる馬を知るプロにとっては、「いいお客さん」に過ぎない。かといって他に情報の入手手段を持たない我々は、この厳然たる事実から逃れようがないのだ。
だが、もし我々もプロと同じ情報が手に入るのなら話は変わってくる。
というのも、競馬情報のプロとして圧倒的な実績を誇る『ホースメン会議』が、今回特別に情報を公開する決断をしたと耳にしたからに他ならない。今年で創業41年を迎える老舗というだけあって、その実力は折り紙付きだ。
そこで担当者にコンタクトを試みたところ、核心部分については口外しない条件でOKをもらえたため、取材内容の一部を紹介したい。
「天皇賞・秋は過去10年間で8回的中しているように、非常に相性のいいレースの一つです。また、ステップレースにおいても京都大賞典(G2)、毎日王冠(G2)、札幌記念(G2)をすべて的中しており、古馬の実力は完全に把握済み。皆さんが最も気になる3歳馬の取捨についても、『イル、イラナイ』のジャッジはすでに終わっているといってもいいでしょう。
中間の状態や不安材料についても、現場関係者らと常にコンタクトを取っており、ここでは言えないような話も聞いています。勿論、会員の方には最終結論をお知らせする予定ですので、楽しみにお待ちいただきたいですね」(ホースメン会議担当者)
彼らがこれほどまでに自信を示す理由は、テレビやラジオ解説でお馴染みの能勢俊介氏を筆頭に、元騎手の東信二氏や裏事情に精通したエージェント、大手クラブのマネージャー、大手牧場のスタッフなどが在籍しているからだろう。
実際に今回教えてもらった情報についても膨大な情報のホンの一部であり、オフレコで聞かされた内容にも、レース前に知ることが出来ていたならと後悔させられる情報も少なくはなかった。
とにかく驚かされたのは、絶対に表に出ない関係者からもたらされる裏情報の正確さだ。
「会員の皆様から大きな反響があった、2015年の天皇賞・秋は、会心の的中でした。◎を打ったラブリーデイが優勝し、このとき10番人気で2着に食い込んだステファノスは、複数の馬主関係者から“買い”が入るというリークをキャッチしていた特注馬でした。
早速、関係者に連絡を取り、『デキは最高。展開的にもしまいを生かせる流れになる。ドンピシャ」という話を聞けたことが、決定打となりました。ここでお話しすることはできませんが、今年の天皇賞・秋も当時に引けを取らない特注馬がいますよ」(同)
近年はインターネットやSNSの発展もあり、かつてに比べて容易に様々な情報を手にすることが出来るようにはなったものの、その中から真偽を見極める力も試されるようにもなってきた。
これに対し、『ホースメン会議』のような競馬情報のプロであれば、独自の取材ルートを持っているため、その気になれば電話一本で関係者の本音を直接聞きだすことも不可能ではない。
しかも、今回はそれを「無料」で公開してくれるのだから、これを利用しない手はない。
会員登録はメールアドレスを登録するだけですぐに終わる。プロの実力と本物の情報を存分に利用して、まだまだ続く秋の大レースでライバルに差をつけたいところだ。
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※本稿はPR記事です。
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