GJ > 競馬ニュース > 横山典弘伝説  > 2ページ目
NEW

ゴールドアクターで再び?アッと驚く横山典弘伝説。天才が魅せた代打満塁サヨナラホームランを振り返る。

【この記事のキーワード】, ,

「ゲートで出てくれたら逃げてもいいと思っていたのですが、スタートはやはり遅かったので、馬の機嫌を損ねない程度についていきました」

 とコメントしているが、焦らず同馬の持ち味を出した好騎乗だったといえるだろう。

 また負けはしたものの、それまで追い込んで届かない競馬を続けていたブエナビスタを先行馬に変えた手腕も評価したい。2009年第54回有馬記念のブエナビスタは、ここまで3戦連続で追い込んで届かなかった主戦の安藤勝己騎手から乗り替わり。この時陣営は「違った一面を引き出してくれることを期待しての騎乗依頼」と語っており、横山典弘騎手への期待の高さがうかがえた。結果はドリームジャーニーにわずかに及ばなかったが、それまでのような最後方からの競馬ではなく先行集団を見る前目の位置取り。有馬記念という大舞台で1番人気馬に騎乗し、それまでとまったく違う乗り方をするのは非常に勇気のあること。このブエナビスタには何十億円もの馬券がかかっており、大敗すればその批判は横山典弘一人に向かうからだ。しかしこのレースで完璧な競馬をして見せた横山典弘。結果2着に敗退したが、3歳牝馬での挑戦を考えればこれは最高の結果だったといっても異論はないだろう。

 さらに前述した、追い込み馬ゴールドシップを外枠から先行させて快勝した2014年第55回宝塚記念。10番人気メジロベイリーで勝利した2000年第52回朝日杯3歳ステークス(現朝日杯フューチュリティステークス)など代打騎乗での勝利実績は枚挙にいとまがない。

 馬の持ち味、相手、展開、コースを見極めた騎乗を見せるのが横山典弘騎手の持ち味。キタサンブラック、サトノダイヤモンドといった強豪を相手にどんな騎乗を見せるのか、そのレースぶりに注目が集まる。

ゴールドアクターで再び?アッと驚く横山典弘伝説。天才が魅せた代打満塁サヨナラホームランを振り返る。のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬