真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.05 08:20
待ってろキタサンブラック! 安藤勝己氏が「世代No.1」と認めた4歳世代「最後の大物」シルバーステートが1年半ぶりに復帰戦へ!
編集部
すでに主戦の福永騎手を手配しており、陣営はG1レーシングの公式HPを通じて「福永騎手に感触を確かめてもらいながら、先週よりも少し強めに追いました。いまの重たい馬場で、まだ余力を残しながら、この時計は速いと思います。引き続き動きはいいので、このまま無事に復帰戦まで仕上げていきたいところです」と順調さをアピールしている。
「順当に行けば1000万下で苦戦するレベルの馬ではありませんが、1年半のブランクがどう出るかでしょうね。やはり故障がエビ(屈腱炎)なのは気になります。調整段階では軽快な動きを見せていても、レースで全力を出したときにどうか。そこさえ乗り切れば秋にはG1戦線に加わっていてもおかしくない存在ですよ。ジャパンCや有馬記念でキタサンブラックやサトノダイヤモンドと戦う姿が見たいですね」(競馬記者)
確かに屈腱炎はサラブレッドにとって「不治の病」といわれている。有名な話では1994年に圧倒的な強さで史上5頭目のクラシック三冠馬となったナリタブライアンが、4歳初戦の阪神大賞典を快勝してから屈腱炎になった。
その後、約半年で復帰を果たしたブライアンだったが、結局最後まで本来の姿を取り戻すことなく引退している。
だが、近年は競走馬に対する医療技術も進歩し、屈腱炎を患いながらも全盛期に近い能力を取り戻している馬も確実に増えている。
2011年のクラシックで、史上7頭目の3冠馬となったオルフェーヴルを最後まで苦しめたウインバリアシオンは4歳夏に屈腱炎を発症。シルバーステートと同じように約1年半の長期休養となったが、復帰戦となった金鯱賞(G2)でいきなり3着すると、有馬記念(G1)でも2着。勝ったオルフェーヴルの引退の花道を飾っている。
昨年1月、長期休養を余儀なくされたシルバーステートに対し、管理する藤原英昭調教師は「これだけの馬なので、復帰後はとことん上まで行かせたい」と悔しさを滲ませながらも、強い決意を込めてそう語っていたのが印象的だった。
最強世代といわれた4歳勢「最後の大物」がついにターフに帰ってくる。
PICK UP
Ranking
23:30更新- J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
- JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
- 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
- NHKマイルCが堅いとヴィクトリアマイルは大波乱!?「ナミュールもマスクトディーヴァも目じゃない」。波乱を演出する可能性が高い超絶人気薄【隠れ穴馬】