
武豊ノットゥルノよりも上!? 3戦合計「12.5馬身差」…イクイノックス世代「裏」のダート賞金王とは【明け4歳賞金ランキング】

5日の金杯開催を迎え、いよいよ2023年の競馬が幕を開ける。
新型コロナウイルスの感染防止策が一定の落ち着きを見せ、競馬場に大観衆が戻りつつある中で迎える今年の競馬だが、盛り上がりという点でも各路線のカギを握っているのは、やはり若き「明け4歳馬」の存在だろう。
そこで今回は明け4歳馬のこれまでの総賞金をランク付けしながら、今年の競馬を占っていきたい。まずは以下がベスト10になる。
1位 イクイノックス 8億660万2000円
2位 セリフォス 3億9570万6000円
3位 スターズオンアース 3億9498万7000円
4位 ドウデュース 3億8595万1000円
5位 アスクビクターモア 3億4527万5000円
6位 ボルドグフーシュ 2億9080万8000円
7位 スタニングローズ 2億8586万2000円
8位 ジオグリフ 2億3581万4000円
9位 ダノンスコーピオン 2億3190万5000円
10位ナムラクレア 1億9489万7000円
1位は天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)を勝ったイクイノックス。約8億円は断トツの世代賞金王で、古馬も含めて「2022年で最も稼いだ馬」になる。すでにJRA最優秀3歳牡馬は確実視されており、年度代表馬も視野に入る充実ぶりだ。

2位はマイル王セリフォス。春のNHKマイルC(G1)こそ1番人気を裏切ってしまうが、秋には富士S(G2)、マイルCS(G1)と古馬を相手に連勝。新潟2歳S(G3)の上がり3ハロン32.8秒、マイルCSの33.0秒など、いい意味でダイワメジャー産駒らしくない切れ味が身上で、今年の安田記念(G1)制覇に最も近い存在と言えるだろう。
3位は牝馬二冠馬のスターズオンアース。桜花賞(G1)、オークス(G1)を制して挑んだ秋華賞(G1)で3着に敗れ、残念ながら三冠達成は成らなかったが「負けてなお強し」といった内容だった。今年の目標は、やはり牡馬撃破。アーモンドアイやクロノジェネシスなど、近年の競馬を彩る「強い牝馬」の仲間入りができるか。真価が問われる一年になりそうだ。
以下、4位がダービー馬のドウデュース、5位が菊花賞馬のアスクビクターモアと牡馬のクラシックホースが続く。重賞未勝利馬のボルドグフーシュが6位だったのは、有馬記念2着の賞金が大きい。2着賞金1億6000万円は、菊花賞1着の1億5000万円よりも上だ。
他に目立ったのは10位のナムラクレアだ。もともと世代のトップホースの1頭だったが、桜花賞(G1)で3着に敗れてクラシックに見切りをつけると短距離路線にシフト。古馬を相手に函館スプリントS(G3)を勝つなど安定した走りを見せた。
今春の高松宮記念(G1)でも有力視される1頭だが、同世代のライバルには昨秋のスプリンターズS(G1)で2着したウインマーベルがいる。こちらは賞金ランキング12位。今年は次代のスプリント王を巡るハイレベルな争いが期待できそうだ。
一方で、ダート路線ではペイシャエス(同16位)、ノットゥルノ(同17位)が世代を牽引した。
3番人気のデビュー戦を快勝したものの、2戦目のカトレア賞(OP)では10番人気9着。デビュー当初は目立った存在ではなかったペイシャエスだが、レースを重ねるたびに力を付けてきた。特に主戦の菅原明良騎手とコンビを組むようになって才能が開花。ユニコーンS(G3)で重賞初制覇を飾ると、ジャパンダートダービー(G1)でも2着。秋には古馬を相手にJBCクラシック(G1)3着、名古屋グランプリ(G2)勝ちと、来月の川崎記念(G1)でも最有力視される1頭だ。
昨年のジャパンダートダービーで、ペイシャエスを破ったのがノットゥルノだ。秋は世代を代表して古馬と戦ったが連敗。しかし、暮れの東京大賞典(G1)で2着して意地を見せた。どうやら大井の2000mに高い適性があるようで、音無秀孝調教師も「今年、大井で開催する3つ(帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)は使いたい」と息巻いている。こちらも川崎記念を予定しており、主戦の武豊騎手と共にまずは世代No.1を再度アピールしたい。
ちなみにペイシャエスとノットゥルノの総賞金差は、わずか781万4000円。川崎記念の着順1つで入れ替わる可能性もあり、世代を牽引する2頭のライバル対決は今年も注目だ。
イクイノックス世代「裏」のダート賞金王とは…
その一方、実はペイシャエスとノットゥルノよりも稼いでいる「本当のダート賞金王」がいることをご存知だろうか。南関の新女王スピーディキックである。
浦和の藤原智行厩舎に所属するスピーディキックは、この世代最初のダート重賞エーデルワイス賞(G3)でJRA勢を撃破。続くJBC2歳優駿(G3)では、これまで1200m以下しか走ったことがなかったため1800mに対応できなかったが、地元に帰ってからは距離を延ばしつつ連戦連勝。南関東の牝馬二冠にあたる桜花賞、東京プリンセス賞競走も勝利している。
特に、ここ最近は戸塚記念、ロジータ記念、東京シンデレラマイルを圧倒的な強さで3連勝。3戦で付けた着差は合計12馬身半となっており、今年はJRA参戦も視野に入っているようだ。
ちなみに総賞金1億5745万6000円は、JRA勢を含めても14位にランクイン。秋華賞(G1)2着のナミュール、菊花賞(G1)3着のジャスティンパレスと芝の三冠路線を賑わせた有力馬の間に入る。今年の目標は、まず交流重賞でJRA勢の撃破。そしてJRAのG1参戦ということになるだろう。
これまでの歴史が示す通りJRAの壁は厚いが、南関の新女王がどこまで通用するのか。あまり地方競馬に興味がない人も、頭の片隅には記憶しておきたい存在だ。
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