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2023年金杯予想で「最もやってはいけないこと」とは【京都金杯(G3)予想】

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 5日、関西の競馬は例年通り京都金杯(G3)で幕を開ける。一年の計は金杯にあり――。終わり良ければすべて良しならぬ、“始まり良ければすべて良し”である。景気の良い2023年にするためにも、しっかり予想していきたい。

 京都競馬場の改修工事の影響で京都金杯が中京競馬場で開催されるのは、これで3年連続になるが、傾向としては一昨年よりも昨年を重視したい。中約2週の開催、今週からAコースを使用する点など共通項が多いからだ。

 ちなみに昨年の京都金杯の上がり3ハロン最速は、勝ったザダルの34.2秒。昨年12月の中京開催最終日のマイル戦(1勝クラス)の上がり最速が34.5秒。レース展開にもよるが、一昨年の京都金杯でレッドガランが記録した33.6秒のような「極端に速い上がりは出ない」だろう。

 また、過去2年の中京開催に共通しているのが「イン有利」という馬場傾向だ。

 JRAの公式発表によると「コース内側の傷みが生じた箇所を中心に人力による蹄跡補修作業を実施しましたが、向正面直線、3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内側に先開催までの傷みが残った状態」とのことだが、これは昨年も同様。Aコースに替わることからも、おそらく各馬が極端にインを開けて競馬することはないだろう。特に最後の直線では内から5頭目以内を通りたい。

 あと、斤量(ハンデ)についても記述しておきたい。

 今年の京都金杯ではトップハンデの58キロの馬が6頭もいる。昨年58キロ以上を背負ったのがG1馬のステルヴィオ1頭だったように、これまでの常識では58キロは酷量といえた。しかし、JRAは今年から最低重量の見直しを発表しており、基本的なイメージとしては「全馬1キロ増」と考えて良いだろう。

 ここで最もやってはいけないことは過去の斤量データを持ち出すことだ。

 例えば「58キロ以上の馬は消し」「53キロ以下の馬が有利」など、そういった過去のデータは参考にならないと考えた方が良さそうだ。

「万馬券」確実の大胆予想!?

 以上を踏まえ、本命「◎」は3番ピースワンパラディだ。

 ここまで15戦、すべて左回りに出走している生粋のサウスポーであり、一昨年の2着馬。当時はエントシャイデンやボンセルヴィーソ、タイセイビジョンといった先行集団の直後を追走し、前残りの展開でしっかりと粘り込んでいる。一昨年は2枠4番だったが、今年も2枠3番と内枠を引けた。昨年もダイワキャグニーが同じような位置から2着に粘り込んでおり、チャンスは十分だ。

 鞍上は前年の福永祐一騎手から松山弘平騎手にチェンジするが、松山騎手は2019年京都金杯、2020年中山金杯、2021年京都金杯と金杯を3連覇中と相性抜群。6着に敗れた前走の富士S(G2)は、スタートで挟まれて自分の競馬ができなかったことがすべて。ハンデは2着だった一昨年から1.5キロ増の57.5キロとなるが、先述したように実質56.5キロと考えれば、むしろ恵まれており上位争いは濃厚だ。


 続く2番手は「〇」は4番アルサトワだ。

 昨年はどちらかと言えば前残りの展開だったが、逃げたバスラットレオンと2番手のサトノフェイバーは、それぞれ9着、14着に撃沈している。ただし、これはスタートから3ハロン34.1秒だったようにハナ争いが激化したことが主な原因。3番手追走のダイワキャグニーが2着に粘り込んでいるように、基本的には前有利だ。

 管理する杉山晴紀調教師が「自分の競馬をするだけ」と話していることからも、今年のハナを切るのはベレヌスだろう。控えれば包まれる1枠1番を引いたこと、そして前々走の京成杯オータムH(G3)では途中でハナを譲る中途半端な競馬で5着だったことを踏まえても、それなりに出していくはずだ。

 問題は他にハナ争いを挑む馬の存在だが、最有力のアルサトワは「無理はしない」タイプ。近4走でハナを切った最初の3ハロンはそれぞれ35.7秒、34.7秒。アオイクレアトールが34.3秒でハナを主張した前走は2番手に控えている。ベレヌスがしっかり主張すれば、あっさりと引き下がる公算が高い分、スローに持ち込みやすく自身も脚を溜められる。

 また、近4走でベレヌスがハナを切って連対したのは谷川岳S(L)と中京記念(G3)だが、スタートからの3ハロンはそれぞれ36.1秒、36.2秒と超が付くスローだった。逆に言えば、これ以上速くなると厳しくなる。

 以上から、最後の直線でベレヌスを最初に交わして先団から抜け出すのは2番手追走のアルサトワになるはずだ。

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ダイワキャグニー

 3番手「▲」には9番ダイワキャグニーを挙げる。

 昨年の2着馬。最後はザダルのキレに屈したものの3番手からしぶとく粘り込んだ。その後、3戦はいずれも二桁着順の大敗とまったく良いところがなかったが、今回に限り「買える要素」が2つある。

 1つ目はハンデに恵まれた点だ。58キロは一見酷量に見えるが、前述した通り実質57キロ。つまり昨年2着の57.5キロよりも0.5キロ軽くなっており、ここ近3走の大敗が功を奏した形だ。

 2つ目は鞍上の岩田康誠騎手の存在だ。岩田康騎手と言えばイン突きが得意な騎手。実際に一昨年の京都金杯では12番人気のケイデンスコールでインをついて快勝している。一時は低迷したが、昨年は重賞8勝と持ち前の勝負強さが戻ってきた。5枠9番と真ん中よりも外枠になったが、前に行ける脚質でインには潜り込みやすい。レース傾向ともマッチしており、人気はなさそうだが積極的に狙いたい1頭だ。

 以下、「△」として内から1番ベレヌス、2番プレサージュリフト、5番エアロロノア、8番ヴィクティファルス、14番カイザーミノルの5頭を挙げる。

 馬券は三連複のフォーメーション11点で買い目は以下の通りだ。

1列目「◎」3番ピースワンパラディ
2列目「〇」4番アルサトワ、「▲」9番ダイワキャグニー
3列目「〇」4番アルサトワ、「▲」9番ダイワキャグニー、「△」1番ベレヌス、2番プレサージュリフト、5番エアロロノア、8番ヴィクティファルス、14番カイザーミノル

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