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JRA 1番人気「17戦3勝」に垣間見える波乱のクラシック…ドルチェモア、リバティアイランド筆頭も世代レベルに疑問符?

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リバティアイランド 撮影:Ruriko.I

 今年に入り、3つの重賞が行われた3歳世代。シンザン記念(G3)を2番人気ライトクオンタム、フェアリーS(G3)を11番人気キタウイング、京成杯(G3)を2番人気ソールオリエンスが、それぞれ勝利した。

 時期的に初顔合わせの対決が珍しくないため、後のG1馬もいれば早熟な人気馬もいることだろう。ただ、今年のクラシック戦線において「主役」といえるほどの馬は、まだ出ていないようにも思える。

 一応、最優秀2歳牡馬のドルチェモアと最優秀2歳牝馬のリバティアイランドが、実績的に他馬をリードする格好となるものの、前者はマイル戦の朝日杯フューチュリティS(G1)を優勝と距離延長に懸念がある。後者は、血統的に距離延長も問題なさそうだが、走ってみないことには分からないことも事実だ。

 ではなぜ、すでに本番まで4カ月という段階で、いまだこれといった馬さえ現れていないのか。その理由を考えた際に思い当たるのは、戦前に下馬評の高かった馬が重賞で人気を裏切るケースが多かったことかもしれない。

 世代最初の重賞レースである函館2歳S(G3)を4番人気ブトンドールが制して以降、先週末の京成杯までの間に17の重賞が行われた訳だが、この中で1番人気馬が優勝したケースは3勝のみ。これに対し、二桁人気の穴馬は4勝を挙げた。

 波乱の続く世代重賞で特に目立ったのは、14番人気ドゥラエレーデの勝利に終わったホープフルS(G1)だ。中山の芝2000mという皐月賞(G1)と同じ舞台設定から、朝日杯FS以上に翌年のクラシックと繋がりの深いレースが大波乱の決着。1~3番人気に支持された馬が揃って馬券圏外へと消えている。

 とはいえ、主役不在の混戦=低レベルとは言い切れない。

 昨年の年度代表馬となったイクイノックスを筆頭にハイレベルの馬が揃っている現4歳世代だが、同時期を比較してみると、実はこちらも重賞1番人気馬の成績は「17戦4勝」と大きな差がなかったのだ。

 ただこちらの場合は、勝ち馬の中にセリフォスやジオグリフ、イクイノックスなど、後のG1馬がいたことは覚えておきたい。

 このまま主役不在の状況が続くのか、それとも三冠を意識させるような超大物の登場があるのか。春のクラシック開幕の足音が徐々に大きくなってきた。

GJ 編集部

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