ダート王ジュンライトボルト「冷徹」主戦降板劇に同情の声…G1初制覇の若手騎手→世界のR.ムーアでサウジCへ

昨年のチャンピオンズC(G1)の覇者ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)が、R.ムーア騎手との新コンビで25日のサウジC(G1)へ向かうことがわかった。
2歳時には朝日杯フューチュリティS(G1)に出走するなど、長く芝路線を歩んでいたジュンライトボルトだが、昨夏にダートへ挑戦すると4戦3勝。怒涛の3連勝で、一気にダート界の頂点まで駆け上がった。今回が初の海外遠征となるが、世界中のG1を勝ちまくっているムーア騎手が助っ人となるだけに、陣営にとってもこの上なく頼もしい存在に違いない。
だが、その一方で今回の乗り替わりは賛成の声ばかりではないようだ。
「冷徹」主戦降板劇に同情の声…
実際に、今回の発表を受けたネット上の競馬ファンはSNSや掲示板などでは「石川くんでもよかったんじゃ」「この乗り替わりは残念」「G1勝ったのに石川降板か」「ムーアの実力を考えたら仕方ないか」と、主戦の石川裕紀人騎手を惜しむ声が続々……。
中には「もう石川騎手が乗ることはないかも」とコンビ解散を危惧する声もあった。

「昨年のダート転向がきっかけになったジュンライトボルトですが、それと同時に新コンビを結成したのが石川騎手でした。3連勝で一気にダート王まで登りつめられたのは当然、ジュンライトボルトのダート適性があればこそですが、やはり石川騎手の存在も大きかったと思いますね。
特に前走のチャンピオンズCは決して簡単な内容ではなく、石川騎手にとっても会心のレースだったと思います。ムーア騎手の手腕は誰もが知るところですし、最善を尽くすという意味では乗り替わりは妥当と言わざるを得ませんが、ファンも石川騎手の頑張りを知っているからこそ、今回の乗り替わりを残念に思う人が少なくないんでしょうね。
サウジCの結果次第では、3月のドバイ転戦も十分に考えられますし、もしそうなればムーア騎手の継続騎乗が濃厚でしょう。春以降には、今年も多くの外国人騎手の来日が見込まれていますし、石川騎手にとって待望の国内復帰のタイミングで他の外国人騎手に乗り替わり……なんてことがなければ良いのですが」(競馬記者)
無論、今回の件に最も複雑な思いを抱いているのは石川騎手本人だろうが、救いがあるとすれば乗り替わるのが「ムーア騎手」ということかもしれない。
「石川騎手にとって、ムーア騎手はずっとお手本にしてきた存在です。本人も少しでもこの世界的名手の騎乗に近づこうと研究を重ねているそうですし、その心酔っぷりは武豊騎手から『ライアン(ムーア騎手)っぽいな』と指摘されるほど。
今回の乗り替わりは残念だと思いますが、自身が主戦を務めるジュンライトボルトに尊敬するムーア騎手がどう乗るか……石川騎手にとっても収穫のある一戦になるといいですね」(別の記者)
昨年12月、チャンピオンズCでG1初制覇を飾り「これだけは言わせてほしいです……ブラボー!」と流行語を使って喜びを爆発させた石川騎手。多くの流行語と同じく「ブラボー!」も今年になってあまり聞かなくなってしまったが、ジュンライトボルト&石川騎手のコンビもこのまま消えてしまうのだろうか。
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