GJ > 競馬ニュース > レッツゴードンキ復活へ  > 3ページ目
NEW

ヴィクトリアマイル(G1)レッツゴードンキ復活へ岩田康誠騎手が打った「布石」とは? G1レースを”捨てて”でも主戦騎手が示したかった「意気込み」


 前走と同じ6枠11番からスタートしたレッツゴードンキは、前走の経験から好ダッシュを見せて好位に付けたものの、陣営がやりたかったのは復活の糸口が見えた後方からの競馬。岩田騎手も懸命になだめようとしたが、やはり折り合いを欠いて最後の直線で失速した。

 ヴィクトリアマイルでまたも折り合いを欠いたのは、前走の高松宮記念で岩田騎手が「初のスプリント戦」であることを意識してスタートから出していったことが原因だった。セオリーを考えれば決して間違ってはいなかったが、結果的にそれが裏目に出た形だ。

 レース後、梅田調教師が「実戦で上手く噛み合わなかった」とコメントしたのがすべてを表していた。

「次のレースのことも考えて、無理に前へ行かせることなく自然な形で直線まで走らせました。今日の馬場もよくこなしてくれましたが、勝った馬は強かったですね」

 繰り返しになるが、だからこそ今年の高松宮記念のレース後に岩田騎手が残した言葉からは、このヴィクトリアマイルに懸ける陣営の気持ちがひしひしと伝わってくる。

 実際に岩田騎手は昨年とは違い、今年の高松宮記念のスタート後はほとんど追っていない。惜しくも勝利を逃す結果となったが、すべては思い描いていた競馬ができず悔しい思いをしたヴィクトリアマイルで”借り”を返すためだ。

 昨年の大スランプを脱した名手が、人馬ともに一昨年の桜花賞以来のG1制覇へ虎視眈々とツメを研いでいる。
(監修=下田照雄(栗東担当))

ヴィクトリアマイル(G1)レッツゴードンキ復活へ岩田康誠騎手が打った「布石」とは? G1レースを”捨てて”でも主戦騎手が示したかった「意気込み」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!