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今村聖奈×テイエムスパーダ「謎の1800m出走」に戸惑いの声!? 引退間近調教師が決断したサイレンススズカへの挑戦状

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今村聖奈×テイエムスパーダ「謎の1800m出走」に戸惑いの声!? 引退間近調教師が決断したサイレンススズカへの挑戦状の画像1

 19日には、冬の小倉開催を締めくくる小倉大賞典(G3)が開催される。古くから小倉・芝1800mが舞台になるローカル重賞だが、昨年の勝ち馬アリーヴォが続く大阪杯(G1)で3着に好走するなど、近年は大阪杯のステップとしても重要性が増しているレースだ。

 今年も中距離の重賞戦線を見据えたメンバーが顔をそろえた印象だが、そんな中で「異色の存在」として一際高い注目を集めているのが、テイエムスパーダ(牝4歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)だ。

 キャリア11戦中10戦が1200m、残りの1戦も1400m。まさに生粋のスプリンターとしての道を歩んできたテイエムスパーダ。昨夏のCBC賞(G3)では、今村聖奈騎手が重賞初制覇を飾っただけでなく、1:05.8の日本レコードを叩き出し、大きな注目を集めた快速馬だ。

 今年も1200mのシルクロードS(G3)から始動し、春の大目標は高松宮記念(G1)と誰もが思っていたのだが……。ここに来て突如、1800mに挑戦することとなった。

「前日の京都牝馬S(芝・1400m)にも登録があったので、てっきりそちらに回ると思っていたのですが、出走馬が発表されてびっくりしました。今週の追い切りの後に五十嵐調教師が『あとは距離がどう出るか』とコメントされていましたが、1800m挑戦の選択肢も見据えての発言だったのかもしれません。

1800mから1200mへの距離短縮なら聞いたことがありますけど、このクラスの馬が1200mから1800mへ距離延長するケースは記憶にないですね。正直、どんな競馬になるのかさえ想像がつかないほどです」(競馬記者)

 一般的にレースは距離が短ければ短いほど、距離の変化における影響が大きいという。

 例えば、今年からJRA賞の最優秀短距離馬が最優秀マイラーと最優秀スプリンターの2部門に分けられるように、1600mと1200mは400mしか違わないが「別世界」と考えられているというわけだ。

「謎の1800m出走」に戸惑いの声!?

 そんな中で、テイエムスパーダの小倉大賞典出走はいわば、カテゴリを1つすっ飛ばした挑戦といえ、前出の記者が「想像がつかない」と話すのも当然か。ネット上の掲示板やSNSなどでも「出るレース間違えてない?」「距離大丈夫か」「本当に出走するとは」「何しに行くの?」など、早くも多くのファンから戸惑いの声が上がっている。

「陣営が『普段のゲート練習では問題ないけど、レースになると……』とコメントしている通り、ここ最近のテイエムスパーダはスタートがイマイチで、日本レコードを叩き出したようなスピードを生かすことができていません。そういった意味でも、今回の挑戦で新味を引き出したいのかもしれませんね。

陣営も『1800mは課題』と覚悟を持っての挑戦のようですが、やはり距離には大きな不安があると言わざるを得ません。今村騎手と手が合うことは間違いないですし、小倉は日本レコードを叩き出した舞台。五十嵐調教師が今月一杯で引退することが決まっているだけに、ここで思い出の重賞制覇といきたいところですが……」(別の記者)

 記者曰く、陣営は『積極的な競馬をしたい』と話しているそうで、順当ならCBC賞のようなハナに立つ競馬を狙っていそうだ。確かにこの距離なら、スタートで多少後手を踏んでも、スプリントで培ったスピードで楽に巻き返せるかもしれない。

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レッドベルオーブ 撮影:Ruriko.I

 しかし、そんなテイエムスパーダにとって厄介なのは、隣の枠に入った快速馬レッドベルオーブの存在だ。

 昨夏の小倉日経オープン(OP)で大逃げを試みて、その才能が開花。3馬身差で圧勝してからは、4戦連続でハナに立って猛烈なペースを演出している。前走の関門橋S(OP)では、最後の直線で失速して10着に敗れたものの1000m通過は56.6秒という超ハイペースだった。

 テイエムスパーダとどちらがハナを切るのかは、今年の小倉大賞典の大きな見どころになりそうだ。

「ここ3戦はやや暴走気味になっており、今回『上手くタメが利くかどうか』と折り合いを課題に挙げています。ちなみに、レッドベルオーブが逃げ切った昨夏の小倉日経オープンの1000m通過は57.6秒。陣営もこの辺りを理想としているのではないでしょうか」(同)

 小倉大賞典の逃げ切り勝ちといえば、やはり1998年のサイレンススズカをイメージするファンは少なくないだろう。

 武豊騎手とのコンビで後に稀代の逃げ馬として名を馳せる名馬だが、小倉大賞典で記録した1000m通過は57.7秒だった。異例のスピード自慢が顔を合わせる今年は、これを上回るペースになるかもしれない。

 しかし、当時はサイレンススズカが持ったまま3馬身差で圧勝したように、競馬の目的はハイペースをつくることではなく、あくまでレースに勝つこと。歴史的なハイペースを演出するかもしれないレッドベルオーブとテイエムスパーダだが、しっかりとレースを勝利した上で“サイレンススズカ超え”を果たしたいところだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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